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海外留学は大変っすわ


#新生活に向けて  

どうもっす。今僕はアメリカ、ロサンゼルスに住んでいます。音楽学校の学生でした。もう卒業していますのでアレですけども当初はすごく大変でした。今回はそのことについて書いていきたいと思います。もし海外留学を考えている方はぜひ見てみてください。結構現実的な面しか書かないので割とスパスパ書いていきます。


まず僕が最初に直面した問題はお金です。こちらでは学生は働けないのでまず学費、生活費、家賃は事前に用意しておく必要があります。そこで三つ、手段というか方法があります。それは

①学生支援機構みたいなところで借りる、です。もちろん上限等はありますし審査もあります。保証人も立てる必要があります。返済も必要です。将来の仕事の給料の見込み、分割の回数等もしっかり考えておきましょう。また、恐らく借り入れた金額だけでは足りないことが多いのでバイト等もしくは親に出してもらって多少の余裕を見積もっておきましょう。

②親からお金を出してもらう。これが最強。親が払える、そして親がOKを出せばこれほど心強いものはありません。借入等の将来の不安にも振り回されないし借入審査が通るか通らないかの焦りもなくなります。将来親に感謝と支援をしましょうね。

③自分で稼ぐ。一番疲れます。また、留学そのものが年単位で遅くなり、就職等は確実に遅くなります。これの利点は自分の力で全部やるということ。誰にも「借り」を作らず、一人で自身を支えていく。これって結構大きいんですよ。実際留学した際、お金を使いすぎない、頑張った分授業にも身に入る(稼いだ分をただ単に海外生活楽しみたいだけにしたいことはないでしょう)、何かつらいことが起きても精神的に強くなれる等。見た感じ精神論ですがこれに関しては効きます。

なぜなら僕は③を選んだからです。結構身に入ります。実際僕は4年間週に5回以上はバイトに費やしました。ギター上手くなりたくてLAに来ましたがその四年間、バイトをあまりせずギターを練習し続けていたらまた違っていたんじゃないかと思います。もちろん僕はLAに来たことを後悔など一切してないしむしろ来てよかった、価値のあることだったと自負しています。それから別にこの三つのうち必ず一つを選ばなくてはいけないわけではありません。組み合わせたっていいのです。例えば諸々必要なお金が600万円だとして、手元に300万円あるから残りの300万円を①や②で補ってもいいですし逆に300万円親からとか借入して残りをバイトで稼いだっていいんです。勿論この三つの方法以外にもあるかもしれません。ですが代表的なのはこの三つでしょうということで例に挙げました。

次は言語について。ここでは英語として書いていきます。

これも大きな壁でしょう。なにより他からの支援があったってこれに関しては自分がやらなきゃダメなんですから。僕の場合は英語でしたが例えば韓国語中国語フランス語スウェーデン語色々あります。自分の留学先に合わせた言語をある程度勉強しておく必要があります。仮に語学学校に留学しに行くにしても一定のレベルは喋れないと後悔します。一定のレベルとは僕の物差しで言うなら「現地の友達を作れるレベル」です。むちゃくちゃな文法とかでもいいので伝えられることが大切です。発音の仕方などはある程度頭に入れとくといいですね。また、授業の内容等をしっかり頭に入れるには一定のレベルの語学力は必要ですよね。それがもしただ単に語学留学ならそこを教えてもらうために行くのでいいのですがそれ以外の学校、例えば僕の行った音大なら

「日常会話」「音楽に関する名詞等」「質問できる、内容を理解できる言語力」

が最低必要になってきます。ここLAでは家賃が高く、大体の人がルームシェアをしています。ではどうやってシェアする人を探すのか?同じ状況の日本人もしくは日本語が喋れる人が同じ学校にいれば良いですがそうではなかった場合、誰かを探す必要があります。誰かって、日本語を喋れない人たちです。ここはアメリカですから共通言語は英語になります。ここで必要ですよね「日常会話」。一緒に住むわけですからコミュニケーションは必須です。また、携帯、水道、電気、諸々の契約等で話せなくても読み書きは必須です。友達を作れるくらいの英語力と心構えはないと後悔すると思います。せっかく海外まで来て日本人同士でしか喋らなかったり遊ばなかったりしてたらもったいないでしょう?それに現地の友人を作ることは自身の会話力をかなり高めてくれるでしょう。色んな話も聞けるでしょうしメリット(という言葉は友達として正しくないでしょうけど)がいっぱいです。あと絶対楽しい。

また、自分が勉強しに行く分野の専門用語はまず大事です。音大でしたら音楽理論、機材等の名前、日本で使う英単語と海外で使う英単語の違い。色々ありますがこれは「日本語ならわかる」という代表的な悩みです。また、日本で使っている英単語が実際の英語と意味が違ったり伝わらなかったりする事がたまにあります。事前に下調べはしておきましょう。

質問できる、返答を理解できる程度の英語力は必須なんですが要は上二つの組み合わせになります。(聞きたい事+専門用語)×(文法等の会話力+聞き取り能力)=学校内での必須会話能力だと僕は思ってます。無くても【卒業】はできるでしょう。でも得られるものは確実に少なくなるでしょう。

以上三つを踏まえて、海外に行く前に英語のレッスンを受ける、本等で自分で勉強することは絶対したほうがいいです。

さて、ここで「じゃあ筆者はどうやって勉強したんや」っていう声も聞こえてきます。聞こえたんですよ。僕は正直英語のレッスンなんて受けた事ないです。本での勉強もぶっちゃけあまりしてきませんでした。代わりに「映画やYoutube等で字幕を見つつ頭に入れていく」ということをしていました。どういうことかというと

「映画、動画に字幕(日本語)を付けて英語音声で観る」→「映画、動画に字幕(英語)を付けて日本語音声で観る」→「映画、動画に字幕(英語)を付けて英語音声で観る」→「映画、動画に字幕を付けずに英語音声で観る」

です。これ、正直人によると思います。これが合う人、合わない人がいますのでご注意ください。あくまで一例として考えてくださいね。僕にはこれが合ってたというだけなので。上で述べた方法、これ僕には合ってたんです。何故かというと「家でできる」「楽しい(ゲーム実況とか好きなアクション映画とかで勉強できるからストレスがない)」「実際に使われてる英語から捉えられる」の三点があったからですね。特に楽しいっていうのは大事です。モチベーションは何を学ぶにも必要ですからね。さて、これを実践した結果どうなったかというと。


ぶっちゃけわかんない


というのもですね、ただ単に観て聴いただけではわからないでしょう?実際使ってみないと。確かに聞き取れるようになるし単語は多少入るようになるでしょう。じゃあ話せるのか?って言われたら確実に見るだけじゃ無理です。動画を見ている間、シャドーイングといって字幕を見つつ喋ってる人と一緒に喋るのが大変効果的です。ここからは僕のやり方ですが「外国人が集まるバーに行く」も効果的です。何をするかって実践そのものです。隣に座った外国人と話すとか、一人で行けば向こうから話しかけてくれることもあるでしょう。僕はこれを週1~2回やってました。それに向こうは日本にいるわけですからある程度日本語はわかるもしくは理解がある人も多いと思います。なんかで詰まったら「これなんて言うんだっけ?」って聞いても答えてくれるかもしれないです。

ちなみにこの二つの方法だけやって僕はアメリカに来ました。直面したのは「単語力」の問題です。どうしてもどこかのタイミングで詰まったりしちゃうんですよね。なので僕のおすすめしたい方法は上記を全部やる、です。ちゃんと本やレッスンで勉強しつつシャドーイングや実践で会話力を得る。事前準備はしっかりしましょうね。語学学校でない限りは英語の授業は無いです。通常の大学であれば英語の授業もあるでしょうけどそれは日本の大学で言うところの「現代文」とかそっち系です。かなり入り込んだ内容なのは必須なので基礎の基礎とかは教えてないです。気を付けましょう。


さてここからは余談ですが。

ちゃんと親、友達に行ってきますを言いましょう。突然いなくなったりすると悲しいですよ。また、恥ずかしがらずにちゃんと親や親友等に連絡をしましょう。ホームシックになりかねないし向こうも心配します。後はやり残したことや後悔がないように留学生活を過ごしていきましょう。後悔先に立たずはマジであります。また、SNSは結構支えになります。ツイッターに友達とかいるとほんと安心します。あと夜の一人歩きはやめましょう。僕みたいにいきなり後ろから殴られたりしますよ。

では長くなりましたがありがとうございました。質問等は随時受け付けておりますのでご遠慮なくどうぞ。


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