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劇団東京乾電池「牛山ホテル」感想〜23/07/06〜

こんばんは!

先日生身の人間の何か劇でもお笑いでも見たい!という欲求が湧き上がり、下北沢で東京乾電池という劇団の「牛山ホテル」という演劇を見てきました。今日はその感想をざっくり書き記す。

正直劇は元会社の先輩が所属していたものを数回見にいってた程度なので何がいいのか分からず、柄本明さんが演出と書いてあったのでこれは有名人だ!と思い、ネームバリューで決めた次第である。

感想はというと、お話はどこにエンターテイメント性があるのかよく分からないが(要するに戦前の女性がインドから日本に帰る二日前ぐらいの話?)、役者たちの生で間近で見る演技に圧倒された、である。

お話に関しては意味不明ということではないのである。
ましてやずっととんでもない方言で喋り続けているのに、何が行われていて、各人がどういう思惑なのかは伝わってくるぐらいシンプルな展開でわかりやすい。作品自体は1920年代のもので名作とされている。個人的な感想だけど当時の人には日本に帰る話がリアルに感じられただろうし、その立場での男女間の帰る帰らないという話も心情を楽しめたのだと思う。
ただ、やはりその話をそのまま現代でやっても共感できる点は薄くなるので、どうしても歴史の資料映像を見ているようで劇本来のエンタメ的な楽しさはほぼなかったと感じた。
ただ、前述の通り、役者の演技はすごかった。なんか実力派の劇団てこういうことなのかなとか思った。方言でも何してるのかわかるし、しかも最前列で見てたのである。生の人間の熱量を感じたかった自分にとっては満足のいく劇体験だった。(席料3,500円払い、最前列で床にほぼ体育座りで腰痛くなってしまったのは少々いただけないが…)

下北沢にはたくさん劇場がある。
これからももし余裕がある日には劇を見にいってみようと思う。
ちなみに、これは本当にちょっとだけ心の片隅で期待してたのだが、柄本明さんはお目にかかれなかったです(笑)

おわり

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