#小説
クルンクルンの世界20
"アーア!"
ザンジロウがマナカに寄ってきた。
"ごめんなさい。私たちはこの世界に連れてこられた両親を探しにきたの。私はマナカで、さっき闘ってたのが弟のマヒル。こっちがベックでコイツがクルギールのデルよ"
マナカはザンジロウを抱きよせて言った。
"もはや、こちらの大将はザンジロウと言っても過言ではないようだな。せっかくこちらの世界に来てもらったのだが、実はこの世界にあるクルギールという悪魔
クルンクルンの世界19
"ここは?"
マナカは周りを見渡し、つぶやいた。
"どうやらクルドーラに迷いこんでしまいましたようですな。シッシッシ"
デルは言った。
"うわっ!ドラゴンだ。ベック、お友だちかな?"
マヒルはベックを見たが、首をかしげていた。
"な、何者ぞ!ここを王の間と知っての狼藉か!"
ギドラが叫んで威嚇したが、オロチがギドラを抑え込んだ。
"これが我が主のチカラだ!バカモノ。この世界を正しい方向へ導く使徒が
XENO公国 No.136
0136〜対ジル戦"マヒル!全力でいくわよ!ベック!行って!"
マナカは賢者を使い兵士の渾身の一撃をジルに向かって放った。
マヒルは風を呼び、刃のように放った。
ベックは見守っていた。
しかし攻撃は全て当たっているものの感触がない。むしろ吸収されているようだった。
"くっくっく、その程度か。効かないなぁ。どれだけのゼクノライトを呑み込んだかわからん。我が威力思い知るがいい!"
ジルはさらに姿を変え
XENO公国 No.30
0030〜三兄妹の冒険"貴様らか!皇帝に盾つく愚か者めらが!"
バケルは叫んだ。
群衆を率いたマコトたちは勢いづいていた。
"三の橋を開けてくれ!城へ行きたいんだ。もうボクたちのチカラは分かったはずだ!"
"そうかい。じゃあ、ひと勝負といこうじゃないか!"
不敵にもう一人の貴族ジャケルは言った。
"どれ、ゴンゾよ!抑えこめ!"
"お前たちに恨みはないが、俺にも守らねばならないものがあるのだ!"
ゴ