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クルンクルンの世界20

"アーア!"

ザンジロウがマナカに寄ってきた。

"ごめんなさい。私たちはこの世界に連れてこられた両親を探しにきたの。私はマナカで、さっき闘ってたのが弟のマヒル。こっちがベックでコイツがクルギールのデルよ"

マナカはザンジロウを抱きよせて言った。

"もはや、こちらの大将はザンジロウと言っても過言ではないようだな。せっかくこちらの世界に来てもらったのだが、実はこの世界にあるクルギールという悪魔の国が各地に混乱を起こして、各国に0〜3の主要メンバーが欠けてしまっているのだ。申し訳ないがクルギールに行って彼らを見つけてもらえないだろうか?もちろん私も君たちの両親の情報を探してみるよ"

コジロウは答えた。

"そういうことなのね。分かったわ。デルもいることだし、このままクルギールに行ってみるわ。これは私たちの国の特別な石でゼクノライトっていうの。このカケラがあればどこにいても連絡が取り合えるわ。このカケラをあげるわ"

マナカはゼクノライトのカケラをコジロウに渡した。

"恐れ入る。できれば、私とザンジロウもオロチと一緒にクルギールに乗り込みたいのだが?"

コジロウは言った。

"デル!どうなの?こんな大人数で行っても大丈夫なの?"

マナカはデルに聞いた。

"そうでゲスね。オロチ殿はこの世界でも有名ですからね。警戒されてしまうと思いますが・・・"

デルは答えた。

"そうよね。分かったわ。申し訳ないけど、私たちとは別行動でいいかしら?なるべく怪しまれずに両親を探し出したいのよ"

マナカは言った。

"そうか。分かった。君たちの両親の情報を見つけた時だけ連絡をした方がよさそうだな"

ザンジロウは言った。

その間にマヒルとモスラは、すっかり意気投合してモスラはマヒルを気に入っていた。

"兄者よ。オレはこのヒトを気に入ったぞ!できればマヒルの従者になって世界中を飛び回りたいぞ!"

モスラは言った。

"そうか。悪いヤツらではないことが分かったんだな。オレより先に主人を見つけるとはな。
よしモスラ!その方と共に行くがよい。私は一人この城に残って行く末を見守るとしよう"

ギドラはモスラに行った。

"えっ?ボクと一緒に来るの?"

マヒルはビックリした。

"ついてゆくぞ!よろしくな"
モスラはマヒルに言った。
"よろしくね"
マヒルは言った。
"良かったじゃない。お友だちになれたんでしょ"
マナカはマヒルに言った。
"じゃあ、ザンジロウくん。またね"
マナカはザンジロウをコジロウに渡し、一足先に旅立っていった。
#小説
#クルンクルンの世界

西野亮廣さんのモノマネみたいに夢が広がってゆけばいいなと信じてやってゆくよ!