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XENO公国

144
xenoカードの世界観を冒険ファンタジーの私小説にしてみました。
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#クルンクルンの世界

クルンクルンの世界20

クルンクルンの世界20

"アーア!"

ザンジロウがマナカに寄ってきた。

"ごめんなさい。私たちはこの世界に連れてこられた両親を探しにきたの。私はマナカで、さっき闘ってたのが弟のマヒル。こっちがベックでコイツがクルギールのデルよ"

マナカはザンジロウを抱きよせて言った。

"もはや、こちらの大将はザンジロウと言っても過言ではないようだな。せっかくこちらの世界に来てもらったのだが、実はこの世界にあるクルギールという悪魔

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クルンクルンの世界19

クルンクルンの世界19

"ここは?"
マナカは周りを見渡し、つぶやいた。
"どうやらクルドーラに迷いこんでしまいましたようですな。シッシッシ"
デルは言った。
"うわっ!ドラゴンだ。ベック、お友だちかな?"
マヒルはベックを見たが、首をかしげていた。
"な、何者ぞ!ここを王の間と知っての狼藉か!"
ギドラが叫んで威嚇したが、オロチがギドラを抑え込んだ。
"これが我が主のチカラだ!バカモノ。この世界を正しい方向へ導く使徒が

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XENO公国 No.144

XENO公国 No.144

0144〜モルガンからの旅立ち"そうか、分かったよ。でもまた戻ってこいよ。いつだって仲間だからな'
ヤギリ王はマナカとマヒルに言った。
"ヒカル!お前はどうするつもりだ?"
ヤギリ王はヒカルに言った。
"はい。マコト卿について行きたかったのですが断られました。このままマコト様の後を継ぎ、大貴族としてヤギリ王にお仕えいたします"
"そうか、ミジェラとゲン爺については引き続き我が配下について他国との交

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