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TeachForJapanフェロープログラムを終えて

この度、認定NPO法人TeacForJapan(次からTFJと略)のフェローシッププログラムが無事終了したためこちらに2年間のまとめを記録しようと思います!


なぜTFJに応募したのか

 まず自分がなぜTFJに応募して教育業界に入ろうと思ったのかについてお話したいと思います。以前こちらのnoteの『僕が教育事業を作る理由、そしてこれからの夢』にも記載させてもらいましたが、26歳まで医療業界で生きる人でした。しかし、意志が強いせいかやはり自分の夢は捨てきれず。。教育業界でチャレンジしたいということを決めました。しかし免許も実績もない。。そんなこんなで一番早く公教育の現場に立てる方法はないかを色々調べた結果、TFJがベストだということを知り、入ることを決めました。


赴任前の研修や出来事

 TFJに参画した後8カ月は現場に入る前の研修期間がありました。その研修期間では、同じ同志のメンバーと教育心理学特論や、脳神経科学といった学問をベースにした対話型の授業を受けていました。月に1度オフラインで模擬授業をし、フィードバックをもらう研修もあり、同じ志をもつ人と過ごす日々はとても濃厚で学びとなることを多々ありました。当時は、ボランティアとして小学校でT2といった形で入らせてもらったり、学童のスタッフとして子どもたちと一緒に遊んだりする活動にも取り組んでいました。今思い返すとどれもが自分の大切な経験です。やっぱり子どもたちからもらえるパワーは絶大でいつも元気をもらっていました。そんなこんなで8か月の研修期間も終わり、いざ現場に配属されることになりました。配属先は福岡県田川郡。福岡出身の自分にとっては親しみのある地域でした。そこから怒涛の2年間が始まります。

配属1年目

 2022年4月1日、今でも忘れません。初めて入った校長室の雰囲気、これから学校の先生として働くんだというわくわくとドキドキ、一つ自分の中でも夢が叶ったという喜び。数えきれないほどの感情がこみあげてきました。初出勤の前日は一睡も眠れなかったのを覚えています。一年目は担任という形ではなく、通級指導教室とICT担当をすることが決まり。この1年間は周りの信頼獲得を第一に頑張ろうという目的をもって日々の業務に取り組んでいきました。会社とは違う業務スタイルに毎日が驚きと衝撃でしたが、自分が求められること、貢献できることを考え、パソコン関係の仕事は率先して行いました。その成果もあり、少しずつ周りから信頼されるようになり、パソコンのことは安田に任せようといったところまでいくことができました。子どもたちとの関わり方も悩むところもありましたが、周りの先生の動きや指導の方法を見ながら学ぶスタイルを意識することで、自分の中でも指導とはなんのためにするものなのか?という問いももちながら日々の業務にあたることができました。1年目は何もかもが新鮮であっという間の1年間でした。

配属2年目

 無事1年目も終わり、2年目は特別支援学級(知的クラス)の担任とICT主担当になりました。今回は5人の担任ということで前年とは違った緊張、そして新しい業務を進めることに精一杯の1学期でした。特別支援の必要な子たちへの授業づくり、生徒指導。それに積み重なるICT教育の推進。たし算的に増えていく業務を『こなす』ということに一杯一杯。2年目は何もかもが中途半端に終わってしまったという悔しさがありました。さらになぜ自分は公教育の現場に入ったのか?どんな子どもたちを育みたいのか?そのためにどんな支援や関わり方が必要なのか?常にこういった問いを持ち続ける日々でしてた。決して答えは一つではないですし、常に変わっていくものだと思います。だからこそ『しなり』ながら進んでいくしかないという結論に至り、必ず自分のした行動や関わりについては振り返るようにしました。あの指導は果たして子どもたちにとってどんな意識をもたせることができたのか?行動は変わるのか?より目で見える変化を常に観察することに徹底しました。総じて1年目よりも悩みや葛藤が増えたことは間違いありませんでした。それでも月日は経っていくばかりで悩み続ける毎日を過ごしていました。しかし、毎日子どもたちの少しの成長、笑顔には自分の癒されることが多く、子どもたちからもらえる力の絶大さと可能性に改めて衝撃を受けることがありました。

これからについて

 なんとか2年目も終わり、TFJとしての任期も終了しました。この2年間諦めずに辞めずにできたのも高い熱量をもつ同志の存在が大きいと思っています。そんな素敵な同志たちに巡り合えたこと、自分の人生にとってはかけがえのない財産です。これからも主体をもち自分の人生を自分で切り開いていこうする『人』を大切にしながら過ごしていきたいと思います。そして私の教育に対するビジョンは大きく変わっておわず、『すべての人に輝きを』という思いのもと、当事者意識をもって自分の人生を生きていくことができる人たちを増やしていきたいと思います。そのために取り組んでいく社会課題は『若者の自殺』、『不登校』です。これらの社会課題を解決し、可能性を最大限に発揮する人達を増やしていきたいです。3年目も同じ学校で教員をすることを決めましたが、これが公教育の現場にいるのも最後だと思っています。来年の4月から新たな自分のやり方で進んでいきたいと思いますのでこれからも見守っていただけると幸いです!

終わりに

最後まで拝読していただきありがとうございました!これからも不定期にはなると思いますがnoteで発信していこうと思います!

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