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サイバー攻撃は相手もすぐ消える?

前回は、国家の基幹インフラへのサイバー攻撃があるのでは、と書きました。既にサイバー攻撃は、物理的な戦いでなくても、現代版の戦争?に近い状態、かと思います。

そして先日見た話ですが、米国最大の石油パイプラインのコロニアル・パイプラインにサイバー攻撃を仕掛けたとされる、ロシア系ハッカー集団が、なんと活動停止?消滅?した、という話があるのです。とても不可解な感じしかしませんが。。

セキュリティーに関する情報サイト「クレブス・オン・セキュリティー」によると、ダークサイドはサーバーへのアクセスを断たれた。保有していた暗号資産(仮想通貨)も何者かに奪われたという。WSJは「別の名前で活動を再開するかもしれない」とも報じた。 

この点が歴史上で見る物理的な戦いと、現代のサイバー攻撃による戦いの差であろうと思います。サイバー攻撃のハッカー集団は相手が消えたり、また突然出てきたりすることが可能であり、またそれに関わる人々は世界中に存在する可能性を秘めており、一定程度攻撃元を追えたとしても、反撃ができるまでには既に身を変えている、という可能性もかなり高いわけです。

米中などでは、将来の戦争で敵の意表を突く攻撃を瞬時にするため、戦術を人工知能(AI)に立てさせるというアイデアが浮上している。仮にAIが、自制する人間のようには考えず、極めて攻撃的で甚大な被害をもたらすサイバー攻撃という選択肢を選んだ場合、攻撃された側が軍事力で対抗する道を選ぶかもしれない。サイバー戦争は静かに「次の段階」を迎えつつある。

ウイルスと似て、サイバー上で攻撃してく、人間では見えにくい相手とどう対応するか。これからの大きな課題の一つだと再認識しました。

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