見出し画像

「本を囲んだ語り部屋」2024/2/4 外山滋比古さん『乱読のセレンディピティ』

日曜朝のX(Twitter)スペース「本を囲んだ語り部屋」
2/4は外山滋比古さんの『乱読のセレンディピティ』を取り上げました!!

『本は手当たり次第に読むほうがよい。知識ばかりを身につけても思考力は磨かれない。新しい発想をもたらすのは「乱読」である。偶然手に取った本からひらめきが生まれる。』というメッセージから、知識のためではなく自分で考えるために本を読むという大きな刺激をもらいました。
そしてセレンディピティという言葉は単に「偶然の発見」ではなく「幸運な偶然を得る主体的な力」のことだと聞いたことがあります。自ら幸運な偶然を得ていくような本の読み方は素敵ですね。

語り部屋冒頭では思考するための「忘却力」についてワイワイ語り合いました。記憶は没個性であるのに対して忘却は個性的で個人的というお話は非常に印象に残りました。外山さんも本の中では忘れることが頭のはたらきを支える大切な作用だと書かれています。呼吸も吐くからこそ吸えるように、忘れるからこそ新しく吸収できるものがあるように思いました。あまり意識して「忘れること」に着目できていなかったことに気づき、忘却力から自分の個性を振り返ってみようと思いました。

そして後半ではモデレータ仲間からは、乱読を「知的散歩」という素敵な言葉で例えてくれました。自分の感覚を開きながら、まるで自由に散歩をするように本に出会っていく。散歩途中に気になったものに興味関心が広がり、時には寄り道をしてしまうような読書体験は素敵です。その体験の中で自分のアンテナがどこに向いているのかを感じながら、自分のオリジナルな考えを紡いでいく姿勢はいいですね。

最後には旅先の図書館の郷土コーナーからその土地のたたずまいを感じてみるというお話や、電車の中で読書をしている人のタイトルをメモしてみるなど、みなさんそれぞれのセレンディピティ―への出会い方も知れてすごく刺激になりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?