(洗濯を考えるのが面倒くさい人向け)洗濯絵表示についての解説
こんにちは。オールユアーズの原です。
お洋服には家電などのように取扱い説明書がほとんどの場合において付きません。内側に取り付けられている洗濯表示が唯一の取り扱い説明書になります。そこに表記されている洗濯絵表示について解説してみたいと思います。また、それぞれの絵表示解説のあとに、面倒くさい人に向けたぼくの経験に基づいた対策も書いていますので、ご参考にしてみてください。
2016年(平成28年)に法律が改定され現在の41種類の洗濯絵表示になりました。(消費者庁ホームページより引用)
変更前はこのような漢字やカナを使用した表記だったのですが、今や懐かしい感じもしますね。
今回は、現在表示されている41種類の洗濯絵表示を6パターンに分類して、わかりやすい言葉に変えて解説したみたいと思います。
洗濯に関わる絵表示
● 桶のような表示が洗濯に関わるものです。
● これらの表記がある場合は「家庭での洗濯が可能」と理解していいでしょう。
● 中央に記されている数字が洗濯の時に使用する水温の条件を示していますが、家庭で洗濯機を使用する場合は、水道水を使用することが多いので、あまり気にしなくてもいいと思います。
● 桶の下の線は「洗濯の強さ」を示しています。線がなければ標準コース、線が1本なら弱いコース、線が2本なら最も弱いコースで洗ってください。ニットなどの繊細なお洋服は線が引かれてある場合が多いですね。
● 手のマークがある場合は、手洗いを推奨しているお洋服です。
とはいえ、「いちいち内側をひっくり返して絵表示を見るのが面倒だ!」という方が多いのではないでしょうか。また、これらには色落ちなどのことについては記載されていません。面倒くさがりのぼくが色んなことを加味して洗濯において実戦しているのはこの4つ。
● 色の近いもの同士で洗濯する(白と黒などは分けて洗濯する)
● 中性洗剤(スーパーNANOXなど)を使用する
● 全部裏返しにして、洗濯ネットに入れてしまう。
● 弱コースしか使わない。
● ゆる~いニットなど、縮みそうと思ったものは、クリーニング店に持ちこむ。
これで大事故になることはないでしょう。ご参考までに。
漂白に関わる絵表示
● 三角の表示が漂白に関わるものです。
● 漂白剤が使えるかどうか、使えるならどの種類の漂白剤が使えるかを示しています。
こちらも、面倒くさがりのぼくが実戦しているのはこちら。
● 酸素系漂白剤しか使わない。
● 汚れがひどい場合はクリーニング店へ持ちこむ。
自然乾燥に関わる絵表示
● 四角の中に線が記されている表示が自然乾燥に関わるものです。
● 自然乾燥する場合のさまざまな条件が示されています。
黄色〇以外の条件で自然乾燥できる環境が整っているお住まいの方は限られているのではないかと思います。
「脱水せずに濡れた状態でハンガーに干してください」
床がビショビショになるからお勧めできません。
「平らな場所に置いて干してください」
少なくとも我が家にはそんなスペースはないし、洗濯ものを置くような台の用意ができていません。床には置きたくありません。
黄色〇以外の表記がある場合は、クリーニング店へ持ちこみましょう。
乾燥機乾燥に関わる絵表示
● 四角の中に丸と点が記されている表示が乾燥機乾燥に関わるものです。
● 乾燥機を使用する場合の温度条件が示されています。
乾燥条件が異なるお洋服をまとめて乾燥させたい場合があるでしょう。またいちいち確認して仕分けなんてしてられない方もいらっしゃるでしょう。その場合は、低温条件で乾燥してください。乾燥機の低温条件は55~60℃に設定されているものがほとんどです。
また、洗濯と同じく、ゆる~いニットなど、縮みそうと思ったものは、クリーニング店に持ちこみましょう!
アイロンに関わる絵表示
● アイロンのような表示がアイロンに関わるものです。
● アイロンを使用する場合の温度条件が示されています。
アイロンってアイロン台も必要だし、うまくアイロンを当てるには多少の技術も必要です。アイロンを使用しなくても、アイロンと同じくらいシワをとるには衣類スチーマーがおすすめです。何種類か使ってみましたが、Panasonicのものがシワが取れやすいと思います。
「それも面倒だ!」という方は、シワになりにくいポリエステルを多く含んだお洋服を選んでください。
ポリエステルがしわになりにくい理由は以前に記事で解説させていただいております。(着た着てシリーズは本当にシワになりにくいのでおすすめです)
この表示がある場合はクリーニング店へ
この絵表示がある場合はクリーニング店に持ち込みましょう。家庭洗濯では解決できない場合がほとんどでしょう。
好きなお洋服を着てこそ満足度が高まる。
お洋服と洗濯は切っても切れない関係です。
お洋服に関係する原材料や生地の作り方の組み合わせは無限にあり、洗濯のことだけを考えてお洋服を選ぶと、欲しいものが買えなくなってしまうこともあります。
せっかく買うお洋服ですから、シンプルに「欲しい!」と思ったものを買いたいし、買ってほしいです。
だから、洗濯に迷ったときや困ったときは近所のクリーニング店をうまく活用し、これからも好きな服を着てほしいと思います!
少しは参考になりましたでしょうか?
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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