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乃木坂46 29th アンダーライブ 2022 セトリとレポ

乃木坂46 29th アンダーライブ 2022 in ぴあアリーナMM

乃木坂46 29枚目シングルアンダーライブが神奈川県横浜市にある「ぴあアリーナMM」で、3月25日(金)〜3月27日(日)の3日間開催されました。
曇り、大雨、曇りという、実に乃木坂らしい天気の3日間でした(笑)

吉田綾乃クリスティー公式Instagramより

28thアンダラは立川ステージガーデンという約2,500人のキャパの会場でしたが、29thアンダラのキャパは10,000人。前回の4倍の大きさの会場でのライブでした。私は、キャパが小さい方がメンバーと距離が近い分、熱意をより感じると思っていたので、「果たして盛り上がるのだろうか?」と懐疑的な部分がありました。でも、今回のライブで会場の大きさなんて全く関係ないと29thアンダーメンバーに気付かされました。

率直に言って、29thアンダーライブ最高でした。

以下、セットリストとレポを記載いたします。
※サムネ画像は山崎怜奈オフィシャルブログより、本文内の画像はナタリー様より。写真を保存する際は、各リンク先よりお願いいたします。
※誤字や誤りを見つけた際にはお手数ですが、コメントもしくはTwitterのDMまでお願いいたします。

・出演メンバー

1期生:和田まあや
2期生:山崎怜奈
3期生:伊藤理々杏、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティー
4期生:金川紗耶、北川悠理、黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒、弓木奈於

・セットリスト

表とテキストベースの両方を記載いたします。
※画質が悪い場合はこちら

29thアンダーライブセットリスト

<影ナレ>
【1日目】和田、黒見、松尾(チームO型)
【2日目】山崎、伊藤、矢久保(チームB型)
【3日目】向井、弓木、吉田(チームA型)
0.OVERTURE
1.狼に口笛を (C:佐藤楓)
2.自惚れビーチ (C:弓木奈於)
3.My rule (C:金川紗耶)
4.13日の金曜日 (C:佐藤楓)
<MC>
<VTR>
5.命は美しい (C:向井葉月)
6.マシンガンレイン (C:矢久保美緒)
7.Route246 (C:金川紗耶)
8.その先の出口 (C:吉田綾乃クリスティー)
9.何もできずそばにいる (C:山崎怜奈)
10.三角の空き地 (C:黒見明香)
11.サヨナラの意味 (C:北川悠理)
12.女は一人じゃ眠れない (C:和田まあや)
13.自由の彼方 (C:佐藤璃果)
14.何度目の青空か? (C:中村麗乃)
15.君の名は希望 (C:林瑠奈)
16.制服のマネキン (C:弓木奈於)
17.世界で一番 孤独なLover (C:松尾美佑)
18.ガールズルール (C:伊藤理々杏)
19.Sing Out! (C:阪口珠美)
20.帰り道は遠回りしたくなる (C:佐藤楓)
<MC>
21.【1,2日目】不眠症 (C:和田まあや、阪口珠美)
     【3日目】行くあてのない僕たち (C:和田まあや、阪口珠美)
22.【1,2日目】Against… (C:佐藤楓)
     【3日目】Wilderness world (C:佐藤楓)
<VTR>
23.届かなくたって… (C:佐藤楓)
24.ここにいる理由 (C:弓木奈於)
25.嫉妬の権利 (C:金川紗耶)
26.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた (C:和田まあや)
27.口ほどにもないKISS (C:阪口珠美)
28.風船は生きている (C:佐藤璃果)
29.錆びたコンパス (C:山崎怜奈)
30.別れ際、もっと好きになる (C:佐藤楓)
<MC>
31.新しい世界 (C:佐藤楓)
EN1.【1日目】シークレットグラフィティー (C:佐藤楓)
        【2日目】人間という楽器 (C:佐藤楓)
        【3日目】人はなぜ走るのか? (C:佐藤楓)
EN2.【1日目】春のメロディー (C:佐藤楓)
        【2日目】涙がまだ悲しみだった頃 (C:佐藤楓)
        【3日目】扇風機 (C:佐藤楓)
MC
EN3.【3日目のみ】きっかけ(全員でサビアカペラ)
EN.乃木坂の詩 (C:佐藤楓)
WEN.【3日目のみ】ハウス

・レポ

今回の構成は、《通常の楽曲披露パート》と《思い出パート》の2つに分かれています。《思い出パート》は、29thアンダーメンバーそれぞれの思い出深い楽曲をセンターで披露するという企画でした。
乃木坂46も10周年を迎え、「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」が5月に開催されますが、アンダーメンバーは全体ライブでフィーチャーされる機会が少ないので、アンダラで個々人の思い出の曲を、センターで披露するのは、良いですよね。
MCで誰かが話していましたが、メンバーは候補を2〜3曲出しているようなので、1番やりたかった曲をもしかしたらできていないメンバーもいるかもしれませんが、実際どうだったかミーグリで聞きたいところではあります。
以下、レポです。

ライブ前の円陣でメンバーのえいえいおー!という声が観客のほうまで聞こえてきました。気合い十分なのが伝わってきます。

《通常パートⅠ》

0.OVERTURE
1.狼に口笛を (C:佐藤楓)
2.自惚れビーチ (C:弓木奈於)
3.My rule (C:金川紗耶)
4.13日の金曜日 (C:佐藤楓)

  • 0.OVERTURE
    毎度おなじみOVERTURE。いつもは出演メンバー紹介の映像に目がいきがちですが、ステージ上にある「29thSG UNDERLIVE」と書かれた文字照明が印象的でした。消灯していたライトがOVERTUREの音に合わせて
    「29 th SG UN DE R LI VE」と(スペース区切りで)順に点灯していくのですが、今からショーが始まるぞ、と高揚感で包まれるような、良い照明でした。

  • 1.狼に口笛を
    1曲目狼はいいですね。スモークの中から横並びでメンバーが出てきて「満月の夜、、、」の部分が嵐の前の静けさのようで好きです。
    「アンダラ最終日いくぞーー!」と、佐藤楓の煽りが印象的でした。全体ライブでも3期生単独ライブでも、佐藤楓が煽りをすることはほとんど無く、こんなに大きな声を聞いたのは初めてだったのでとても印象に残っています。新鮮でした。

  • 2.自惚れビーチ
    弓木がとにかくかわいい。煽りのときに目を閉じながら叫んでいるのかわいい。「ありえないから〜」のところで手を左右に高速で振って全力否定するのもかわいい。この曲、弓木センターにしているの完璧です。

  • 3.My rule
    明るい曲が続いてのピアノのイントロが最高。このイントロが流れた瞬間「おぉ〜」とヲタクの声が漏れていました。最初の金川紗耶のダンスが美しすぎる。スタイル抜群、ダンス力もある、いい表情する。圧巻。

  • 4.13日の金曜日
    「ホラーがいい」で金川紗耶がカメラに抜かれるんですけど、そのときに目をいつもより大きく開けて、ホラーっぽい感じ出すところが面白かった。最高です。

《思い出パート前編》

5.命は美しい (C:向井葉月)
6.マシンガンレイン (C:矢久保美緒)
7.Route246 (C:金川紗耶)
8.その先の出口 (C:吉田綾乃クリスティー)
9.何もできずそばにいる (C:山崎怜奈)
10.三角の空き地 (C:黒見明香)
11.サヨナラの意味 (C:北川悠理)
12.女は一人じゃ眠れない (C:和田まあや)

選曲理由も簡単に記載します。

マシンガンレイン
  • 5.命は美しい (C:向井葉月)
    選曲理由:乃木坂に入って初めてフリ入れした曲

  • 6.マシンガンレイン (C:矢久保美緒)
    選曲理由:アンダーメンバーに入って4期生から乃木坂46のメンバーとして認められた気持ちになった曲
    命は美しいからのマシンガンレインの曲の繋ぎ方が非常に良い。
    普段は曲が終わって1秒くらい間が空いて次の曲に移るのですが、今回は曲と曲を綺麗に繋げて入りました。これは美しい。
    AppleMusicでいうところの命は美しいを4:48で切って、盛り上がりを残したままマシンガンレインイントロ入れてくる。ここだけではなく、思い出パートすべてにこれを使ってて、テンポが良かったです。息をつく間も無く、ライブにのめり込んでいきました。
    あと、命は美しいの最後の最後で全員がしゃがんで、スモークの中から矢久保が出てくるのかっこいい。あと中村麗乃のダンスも圧巻。
    乃木坂愛が特に強い、向井、矢久保で始まる思い出パート最高です。

  • 7.Route246 (C:金川紗耶)
    選曲理由:乃木坂に新たな光を当ててくれた曲で、紅白で全員で踊った記憶が強い。
    ここでRoute246のイントロ流れてくるの鳥肌たったし、会場でも「おぉ〜」という声が少し漏れていた。

  • 8.その先の出口 (C:吉田綾乃クリスティー)
    選曲理由:好きな曲

  • 9.何もできずそばにいる (C:山崎怜奈)
    選曲理由:昔の私らしい曲(?)

  • 10.三角の空き地 (C:黒見明香)
    選曲理由:ダンスと歌詞に胸が熱くなる、好きな曲

  • 11.サヨナラの意味 (C:北川悠理)
    選曲理由:ずっと近くで歩んできた曲、優しさを今日音に残したい。
    北川悠理ちゃんがこの曲やるの好き。いいね。

  • 12.女は一人じゃ眠れない (C:和田まあや)
    選曲理由:カッコよくて好きな曲。アンダラで1度踊って、また踊りたいと思った

《思い出パート後編》

13.自由の彼方 (C:佐藤璃果)
14.何度目の青空か? (C:中村麗乃)
15.君の名は希望 (C:林瑠奈)
16.制服のマネキン (C:弓木奈於)
17.世界で一番 孤独なLover (C:松尾美佑)
18.ガールズルール (C:伊藤理々杏)
19.Sing Out! (C:阪口珠美)
20.帰り道は遠回りしたくなる (C:佐藤楓)

  • 13.自由の彼方 (C:佐藤璃果)
    選曲理由:前回アンダラで初パフォでかっこよくて好きになった。自分の気持ちを出すきっかけを与えてくれる曲。
    佐藤璃果がめちゃくちゃいい。

  • 14.何度目の青空か? (C:中村麗乃)
    選曲理由:大好きでオーディションで歌った曲。その曲でセンターでステージに立ったらすごいと思った。
    ミラーボールが出てきて、会場一面が青に照らされました。良い。曲もステージも洗練されてる印象を受けました。
    中村麗乃の歌が良い。Aメロの「塞いでた」がうますぎた。
    MCで直前まで生田の歌を聞いていたと言っていたような言ってなかったような(忘れた)

  • 15.君の名は希望 (C:林瑠奈)
    選曲理由:この曲で乃木坂に魅了された。

  • 16.制服のマネキン (C:弓木奈於)
    選曲理由:坂道研修生ツアーで初めてのセンターを務めた曲
    これはびっくりしたんですが、弓木奈於はまだセーラー服いけます。めちゃかわいい。2曲目の自惚れビーチとのギャップが◎弓木良いですね。

  • 17.世界で一番 孤独なLover (C:松尾美佑)
    選曲理由:憧れの曲

  • 18.ガールズルール (C:伊藤理々杏)
    選曲理由:自分をファンにしてくれたきっかけのひとつ
    伊藤理々杏がめちゃくちゃアイドルだった。私が見た伊藤理々杏史上輝いているランキングTOP3に入るくらい眩しいステージだった。非常に良い。

  • 19.Sing Out! (C:阪口珠美)
    選曲理由:初めて選抜に入った曲。全てが好き。

  • 20.帰り道は遠回りしたくなる (C:佐藤楓)
    選曲理由:初選抜の曲で、大切でとても濃い忘れられない期間になったから
    林瑠奈の声の存在感◎
    全メンバーでパフォーマンス。全員いい笑顔だったことが印象的。
    思い出パート本当に楽しかったんだ、というのが伝わった。締めにふさわしい1曲でした。

ガールズルール

《通常パートⅡ》

21.【1,2日目】不眠症 (C:和田まあや、阪口珠美)
     【3日目】行くあてのない僕たち (C:和田まあや、阪口珠美)
22.【1,2日目】Against… (C:佐藤楓)
     【3日目】Wilderness world (C:佐藤楓)

  • 21.

    • 【1,2日目】不眠症 (C:和田まあや、阪口珠美)

    • 【3日目】行くあてのない僕たち (C:和田まあや、阪口珠美)
      どちらもあまりライブでやってくれないのですが、私の好きな曲なので嬉しい。セトリ考えた人天才。

  • <アクセントダンス>
    "ドンドン"音に合わせてメンバーと一緒にサイリウムを振るっていうパート。一体感作り上げるために何気にこういうの大事です。曲を立て続けにやってきたので、少し間を外すという意味で良いアクセント。

  • 22.

    • 【1,2日目】Against… (C:佐藤楓)
      オリジナルの振りを振り入れしたらしい。

    • 【3日目】Wilderness world (C:佐藤楓)
      イントロで鳥肌たった、最高。明るいドンドンパートからのスマートな入り方。
      後半戦スタートし、ここにきてパフォーマンスレベルがあがる。
      29thアンダーメンバー強い。

《通常パートⅢ》

23.届かなくたって… (C:佐藤楓)
24.ここにいる理由 (C:弓木奈於)
25.嫉妬の権利 (C:金川紗耶)
26.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた (C:和田まあや)
27.口ほどにもないKISS (C:阪口珠美)
28.風船は生きている (C:佐藤璃果)
29.錆びたコンパス (C:山崎怜奈)
30.別れ際、もっと好きになる (C:佐藤楓)
31.新しい世界 (C:佐藤楓)

届かなくたって…
届かなくたって…
  • 23.届かなくたって… (C:佐藤楓)
    29thシングルのアンダー楽曲ということもあって、力の入れ具合がこれまでとは違う印象を受けました。ミラーボールを出てくる月に見立てて、様々な角度から照明で照らして満月と半月などを作り出す。しっかりMVの世界観を作り上げていましたね。
    弓木(165cm)と金川(165cm)のシンメ良いし、その間でこれまで以上に激しく踊る佐藤楓(161cm)がカッコ良い。全体的に振りも綺麗に揃ってます。

  • 24.ここにいる理由 (C:弓木奈於)

  • 25.嫉妬の権利 (C:金川紗耶)
    松尾の表情良い。

  • 26.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた (C:和田まあや)

  • 27.口ほどにもないKISS (C:阪口珠美)
    ここにいる理由〜咄嗟までの流れ、『いつものアンダーライブっぽくなってきたな』と思ったのですが、ここで口ほどにもないKISS。良い意味で裏切られた。ガラッと雰囲気が変わる、面白いセトリだと思います。

  • 28.風船は生きている (C:佐藤璃果)
    佐藤璃果囲んでみんな円になっているときの、みんなの笑顔が最高に良い。本当に楽しそうにパフォーマンスしている。それを見て、私たちもふと笑顔になる。これが"アイドル"か。

  • 29.錆びたコンパス (C:山崎怜奈)

  • 30.別れ際、もっと好きになる (C:佐藤楓)
    ライブ終盤に、この楽曲。まさに「別れ際、もっと好きになる」
    29曲まで終わり、本当に楽しくて、完全に思考停止しているときに、この曲が流れてきて、「この29thアンダラが好きだ」とハッと気づかされる、最高のタイミング。
    《通常パートⅢ》はメンバー全員ゾーンに入っているのかというくらい素晴らしかった。

  • 31.新しい世界 (C:佐藤楓)
    本編最後の曲。
    座長の佐藤楓が初めてアンダーに参加したときの楽曲であり、
    そして、乃木坂46の10年目を迎えて1,2期生の卒業、5期生の加入、という転換期の中で新たなステージへ向かうという2つの意味で、良い締め方だと思いました。

《アンコール》

EN1.【1日目】シークレットグラフィティー (C:佐藤楓)
        【2日目】人間という楽器 (C:佐藤楓)
        【3日目】人はなぜ走るのか? (C:佐藤楓)
EN2.【1日目】春のメロディー (C:佐藤楓)
        【2日目】涙がまだ悲しみだった頃 (C:佐藤楓)
        【3日目】扇風機 (C:佐藤楓)
EN3.【3日目のみ】きっかけ(サビ全員でアカペラ)
EN.乃木坂の詩 (C:佐藤楓)
WEN.【3日目のみ】ハウス

  • EN1,EN2は割愛

  • EN3.【3日目のみ】きっかけ(サビ全員でアカペラ)
    本来はEN3.きっかけは存在しなかったのですが、急遽歌唱することに。
    和田まあやが直前のMCで「最後の曲行きたくないね」「なんかみんなで歌ってみない?笑」と言い始めて、ファンに聞きたい曲を募る。
    ファンの方がフリップに"きっかけ"と書いたのを、和田まあやが見つけて、きっかけのサビを生歌アカペラで歌うことに。
    メンバーが本当に楽しんでいて気持ちが昂って出てくるアドリブ、最高でした。和田まあや、ナイス。ファンの方、ナイス。

  • EN.乃木坂の詩 (C:佐藤楓)
    乃木坂の詩の後のMCで、和田まあやが「このまま頑張ってたら、アンダーライブ東京ドームできるんじゃないか」って言っていました。1期生で経験豊富な和田まあやからこの言葉が出るのは嬉しいですね。本当に今回のライブを見ると、夢ではないと思うくらい素晴らしい3日間でした。

  • WEN.【3日目のみ】ハウス
    ダブルアンコール。最後の曲はハウスで締め。

最後にメンバーが横一列になって、手をつないで、「ありがとうございました!」と挨拶をして、幕が閉じました。

・感想

ここでは、上に記載したもの以外で良かったと思う部分などを。

  • 3期生の頼もしさ
    佐藤楓が新しい世界の直前のMCで「3期生が引っ張っていく立場に〜」と発言していましたが、今回のライブまさに体現されていたと思います。向井/伊藤理々杏のMCはじめ、3期生がライブをしっかりと回していた印象があります。
    また、《思い出パート》は、命は美しい(向井)から始まり、帰り道(佐藤楓)で終わるセットリストから見ても、3期生が今アンダーライブの中心にいるんだと感じました。

  • 4期生の強さ
    4期生の成長が止まりません。パフォの面はもちろんですが、話す力が身についているなと思いました。特に北川悠理が印象的で、1年前くらいまで、MCで「う〜んなんだろ」みたいに詰まることがあった気がするのですが、今回のライブで堂々と話す姿を見て、成長をしているなと感じました。北川に限らず4期生は、乃木坂どこへ、ノギザカスキッツ、乃木坂スター誕生など、豊富なバラエティ経験で得た度胸や瞬発性、魅せ方などがライブでも十分発揮されていたと思います。今後も楽しみです。

  • 阪口珠美と佐藤楓の選抜への強い憧れ
    2人が選抜に入ったのは、阪口は「Sing Out!」の1回、佐藤楓は「帰り道」と「Sing Out!」の2回です。思い出パートで2人が選んだ曲は、それぞれ初めて選抜に入った楽曲でした。3期生が乃木坂に加入してから、5年経ち、数々の楽曲に参加してきましたが、ここで自身が選抜に入った曲をチョイスするのは個人的に胸熱ポイントです。(そりゃそうだろ、と言われれば、それでおしまいなのですが笑)
    最後に選抜に入ってからずっとアンダーで「もう私なんてどうせ無理だし」みたいになってても正直おかしくないと思うし、多分そうなんだろうなと私は勝手に思っていました。でも、MCで佐藤楓が「本当にあの期間は毎日が濃くて、楽しくて…」って言っているのを聞いて、やっぱり選抜という場所は特別で、アンダーメンバーにとって絶対に掴み取りたい1つの目標なんだと改めて気付かされました。
    まだまだ、2人の心に火が灯っているのを知って、純粋に嬉しいです。
    佐藤楓は雑誌でも語っていたようですね。

  • 金川紗耶のパフォーマンスが強い
    乃木坂の高身長メンバーの中で最もスタイルの良さをダンスに活かせているメンバーだと思います。凛とした表情や真面目な表情など、微妙な違いをうまく使いわけることができるのも、すごい。
    また、アフター配信で和田が「髪まで踊っている」と言っていましたが、まさにその言葉の通り。髪の先からつま先まで使いこなしている。もっというと、金川紗耶が着ると、衣装まで踊っている。今回最もパフォーマンスが輝いていたメンバーでした。素晴らしい。

  • ダンスが上手いだけでは戦えない
    ダンスが上手いのは、もちろん素晴らしいことです。しかし、ダンスが上手ければ評価される、というほど甘い場所でもないのが面白いところです。出演メンバーも16人いますからね。
    つまり、ダンススキルが若干劣っていたとしても、別の要素で巻き返すことができます。
    例えば、黒見とかはそう。ダンスはまだ荒削りかもしれないけど、必死感あって、ものすごく気迫が伝わってくる。そういうメンバーがいたときに、ただダンスが上手いメンバーよりも、そちらに目がいきますね。黒見や佐藤璃は曲にちゃんと向き合っている感じがします。次回のライブも楽しみです。

  • 佐藤璃果が表情が良い
    佐藤璃果って、4期生ライブ2020の白米様も超かわいかったし、先日行われた「の」フェスで妹選抜福神に選ばれた、"THE かわいい"子ってイメージでした。
    でも、特に「命は美しい」と「自由の彼方」の佐藤璃果の表情がすごい良い。特に下目遣いのときの表情が妖艶でも、それはあくまで結果の話で、曲に対してちゃんと感情の乗せられているからそう見えるんでしょうね。非常に良い。カッコよかった。
    と思えば、風船は生きているでめちゃくちゃかわいい。
    ライブで、もっと佐藤璃果ちゃんセンター見たいです。

  • 思い出パートで後ろから出てくるメンバーがかっこいい
    思い出パートは曲と曲を繋いでいるので、メンバーの入れ替わりが重要ですが、そのセンターの入れ替わりが見ていてカッコよかったですね。
    前の曲が終わる5秒前くらいにステージ後ろの階段に上がってきて、3秒くらい前から表情と最初のポーズを決める。ちょっと緊張しているのがその立ち姿から伝わってくるんですが、曲が始まってカメラに抜かれた最初のその表情はバッチリ決まっているんですよね。いや、プロだなぁ〜と天空席から感心してました。笑

  • 照明スタッフ
    席がたまたま機材席に近い日があり、横目でスタッフの動きを見てみました。びっくりしたんですが、照明ってひとりのスタッフがすべてコントロールしてたんですね。iPadを見ながら、ここのタイミングでこのボタンを押すっていう、一見地味だけど大変で責任重大な仕事。曲によりますが、1曲だけでも照明パターンって、4〜5個くらいあって、それを正確なタイミングでボタン押して切り替え、時に同時に複数の照明ボタンを押さないといけない。しかもそれを2時間以上のライブで続けるのは相当な集中力を要し、プレッシャーのかかる仕事だなと思います。照明さんに限らず、裏で沢山のスタッフがリアルタイムでライブ作り上げているというのを目の当たりにして、改めてありがたみを感じました。スタッフのみなさん、いつもお疲れ様です。

・最後に

座長佐藤楓はじめ、16人のアンダーメンバー、そしてスタッフの皆さん
本当に最高のライブでした。ありがとうございました。セトリも良い。
メンバーがMCで「楽しい」と口揃えて言っていたように、本当に良い表情でパフォーマンスしていて、16人全員輝いていました。
演者の「楽しい」は観客に伝わるものなんですね。
これからもメンバーが楽しいと思うライブをメンバーと一緒に作り上げていってほしいなと思います。

乃木坂46 29th アンダーライブ

外周もない。
トロッコもない。
凝った映像もない。
目立つ演出も大道具もない。
ただ、16人のメンバーしかいない。

いや、16人のメンバーがいるのだ。

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