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また補充してあげますから【詩】

この空間にあるのは小さな呼吸と燃焼と不規則な金属音
『詩とはルポルタージュですか❓』
いいえ でも わからない

《この出来事》と《空想のあの出来事》は違いますか❓
いいえ 起きている 同じです

左目には闇が映り
右目には光と燃焼
丁度真ん中の位置に私が正座

『はい 個人が見た唯の風景に何の価値が❓』
それを静かに考えるのが詩人です
勝手に意味合いを設けて
感傷の器に投じるのが 気持ちよくて

『詩は自身の昂りの為だと❓』
否定はしません 安全な綱渡り
盲目ごっこ   背中あるき
これ以上の文句は受け付けていません
ううん 見過ごせない もったいない
私が  現象に名前を与えてあげたい

『いい身分ですね』
いい身分ですよ❓
病におかされた私は どこまでもミジメだった
自分も 彼女らも  信じなくて唸るだけの
だからこそ今    ……あっ

『皆が起きてしまいましたね この現象はなんと❓』

――あーあ 残念 って感じですかね

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