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レビー小体型認知症と診断される〜認知症外来を受診して

朝の9時。院内はすでに外来患者さんで沢山だった。今日は認知症外来への初診。検査を受けることになっていた。

おーちゃん特に変わった様子はなく、いつも通り、といった感じ。

今日の流れは以下の通り。

問診〜採血〜MRI〜高次脳機能検査〜検査結果

担当してくださった先生はさすが認知症高齢者の対応に慣れていて、優しい物腰、丁寧な言葉遣い、安心できる感じの方。

まずは問診による診断。

名前、生年月日、今日の日付や季節、ここはどこか、誰と住んでいる、などを問われる。

そして、単語を覚えておく、簡単な計算、言われた数字を反対から言う、短い文章を書く、同じ図を書く、物を見せられ何があったか聞く、先ほど覚えた単語を思い出す…

など。認定調査で聞かれることよりもう少し内容が濃くなった感じ。

MRI撮影ではやはり動いてしまっていたようだが、なんとか20分ほど終了。あの狭い空間で騒音の中、動かずにいる、ということの方が難しいでしょうね…まして不安の強い認知症高齢者にとって。

はじめての高次脳機能検査。こちらでは

まず

書かれているひらがなの中から「あいうえお」だけを探し出す

数枚の印刷物から人の顔が描かれているものはどれ?(量が多くて途中で辛くなってる様子を感じる)

机を二回叩いたら一回、一回叩いたら二回。次は一回叩いたら一回、二回叩いたら叩かない

「か」から始まる言葉を言う

二つの言葉を10種類伝えられて、片方だけ言われもう一つはなんだったかを答える(例:「空と星」というのを聞かされていて、あとから「空」と一緒だったのは?と問われ「星」と答える。)

このような検査を行った。トイレに行きたい、とか寒い、などと言い、早く終わらせてほしいと言わんばかりの様子だった。

そしてこれらを終えてから先生より結果を言われた。

「レビー小体型認知症」

思った通り、というか、やはりそうだったのか、という診断だった。

抑うつ症状、頻尿、めまい、便秘、睡眠障害、幻視、小さい歩幅…全てレビー小体型認知症に当てはまる症状だった。

新たに処方された薬は一つだけ。しかも様子見ということで量は半分から。

また2週間後に受診することになった。

病院を出られたのは午後1時半。

おーちゃんも私もすっかりお腹を空かせ、疲れた。

さて、病名がはっきりしたものの、これから何か様子は変わってくるのだろうか。どのように関わっていったらいいのだろうか…

そして認定調査の結果はまだ出ない。




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