②エリオット波動+α
私はエリオット波動が大好きです。
ですが、カウントに命をかけても報われないなとも感じています。
世界中のエリオティシャンからは馬鹿にされるでしょうが、自己流に実践で使える形にアレンジして使っています。
基本的なことや細かいルールは他の書籍等を参照ください。
エリオット波動を使った実践で使える技をここでは書いていきます。
・波は一つの起点(橙点)から増幅する。(サイクル理論にも通じる)
5波動であろうが3波動であろうが、とにかく波をN字に分解していくことが大事と考えていて、たとえば上図の1波(黒線)の中には黄色のN字で3波構成となっており、黄色のN字の3波の中にさらにピンクの波動が3波構成となっていると考えるのです。そして3波の起点が崩される前に(灰色線を割る前に)緑のN字を描いてくれればそれを3-1波と考え3-3を狙いに行ける。(わかりますか?緑のNは3-1-1、3-1-2、3-1-3と考えるのです。)
上の模式図ですとすべての波動が均一になっていますので、わかりやすいですが、実際のチャートになると迷子になっちゃうことがしばしばあります。
そこで、もう少し崩した形でインプットします。
①まず1波を探す。
1波の定義として、必ずN字になっていること、その成り立ちは、
ⅰ)1-1でトレンドラインに引っかかり、1-2で引いて、1-3でラス戻り高値を抜くパターン。
ⅱ)1-1でラス戻り高値をとらえた後に、1-2で引いて、1-3でトレンドをつけるパターン。
の2種類があります(下図)
かつ、1波(赤N)の起点が長期足で見たときに切りあがっていること+ハーモニックパターンのPRZになっていること、Nの終点がハーモニックパターンのPRZになっていないことも見ます。
1波になる資格がある波形はインパルス、ダイアゴナル、拡大ダイアゴナル、この3つしかありません。そして、私はそれらの波を黄色に描いたN字としてみています。
②修正波の形を見極める。
1波が終わると(Nが完成すると)、2波が来ます(レンジになります)。
私はレンジ=チャートパターン=修正波と考えています。
※Nの完成はAB=CDだけではありません。それはまた今度。
修正波はジグザグ、フラット、拡大フラット、ランニングフラット、トライアングル、拡大トライアングル、ランニングトライアングル、複合タテ調整、複合ヨコ調整と様々です。しかし、修正波である2波を見極めないと、3波に乗ることができないので、ここが肝です。
※複合タテ調整、複合ヨコ調整というのは自己流の表現で一般的なものではありません。
ここで、1波に対するフィボナッチリトレースメントを用いて、修正波を見極めていきます。
ジグザグ:50-61.8%のタテ調整。AB=CD(CD=0.618AB、1.272AB、1.618ABのこともある。)BCは38.2%が多い。本来タテ調整であるジグザグが38.2%のときは、そこから始まるフラットやダブルジグザグ、トライアングル、複合ヨコ調整など、ほかのパターンへ発展していく。
フラット:23.6-38.2%のヨコ調整。ランニングフラットはAB=CDでひし形っぽくなる。拡大フラットは超頻出!CD=1.618AB or Bの161.8%エクステンションとなる。50%(~61.8%)調整。
拡大フラットのAB波で調整完了とみてBC波に乗ると、騙しにあって損切り。
拡大フラットのCD波は5波構成であるため、トレンド転換の1波と勘違いしやすいので注意する。「直前の波が3波構成」のときは怪しいと考えること!
トライアングル:成分は0.618倍ずつ小さくなる or 1.618倍ずつ大きくなる。拡大トライアングルは拡大フラットと勘違いしやすい。1波の後(2波)には出にくいと言われている。
複合型:複合タテ調整は価格調整のタテ調整が2個くっついたものでダブルジグザグが主。50~61.8%。複合ヨコ調整は価格調整のタテ調整1個と時間調整のヨコ調整が1個がくっついており、全体としては38.2~50%。価格調整部分にジグザグが入っていても全体としては38.2%程度の浅い調整となる。
③3波に乗る。
冒頭の図を再利用して、説明します。
まず1波が出ました。1波は黄色のNに分解され、さらに黄色のNはピンクのNに分解されます。1波が完成したらレンジ(=修正波、チャートパターン)です。今回は61.8%押しのジグザグでした。これが実体レベルで黄色Nの3波起点を割ると方向性が怪しくなります。ジグザグ調整には灰色のトレンドラインを引いておき、それにぶつかって一旦引いてラス戻り高値を抜いた緑色のNを1波(正確には3-1波)としてまた修正波を待ってエントリー、これで3波に乗れます。
どこまで切り取るかは値幅の概念になりますので、また今度。雑な説明になってしまいました。。あー疲れた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?