魂と魂を引き結ぶ          宝満宮竈門神社「再会の木」・サイカチ


福岡県太宰府市の宝満宮竈門神社の神域には、「再会の木」と呼ばれるサイカチの木がある。

福岡・宝満宮竈門神社 再会の木

このサイカチは、御祭神・神功皇后がその昔、朝鮮出兵にあたって宝満山に登られ、戦に勝ち続ける「再勝(さいかち)」と凱旋したのちの「再会」を祈って植えられた木。

神が降りたつ山といわれる宝満山。竈門神社には、神功皇后のほか「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」が祀られている。玉依姫命はその名が示すように、魂と魂を引き寄せる・引き合わせる「縁結びの神」としての信仰も厚く、良縁を求める人々の参拝が絶えない。

この木に向かって、再会を願えば、きっと思いがかなうとも言われ、「復縁の木」としても、人々の願いを受け入れている。

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