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教育分野における功績

シュタイナーにハマったきっかけその3

ルドルフ・シュタイナーが何者かというのは知らなくても、「シュタイナー教育」という言葉は聞いたことがある人が多いんじゃないでしょうか?実際、ぼくもつい1年ほど前まではそんな感じでしたし、いい教育をしてるぽいなぁ、モンテッソーリと何が違うんだろうなぁ。ぐらいの熱量でした。

その後に、彼の考え方に触れてハマっていくわけですが、普通、考え方が新しいとか新鮮だ、とかというと、例えば最近だったら「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリや、「21世紀の資本論」のトマ・ピケティだったりと、哲学者や思想家、〜〜学者として知られてることが多いと思います。

それなのにシュタイナーについては、彼が生きてた時代から100年経って一番良く知られている肩書が教育家だという事実。このこと自体がなんだかとんでもなくすごいことだな、、とふと思ったわけです。

「教育」というのは、おそらくいつの時代、どの社会にも最重要課題の一つだと思います。なぜなら、自分たちの未来についての課題であり、すべての分野において、教育が必要とされない分野などはないからですね。そんな分野において、現代の主流でこそないけれども、その考え方が時代を経て引き継がれ、現在でも世界中で多くの支持者がいるという功績はすごいことなのではないか。

シュタイナーは20世紀に入り、第一次世界大戦で荒廃し、全体主義の足音が近づく社会に危機感を持って、「法の平等」「経済の友愛」「精神の自由」という、「社会三階層化論」をとなえて社会の理想的なありかたについて提起しました。その後、その精神の自由を実践する場として、協力者の依頼で、自由ヴァルドルフ学校を建設するに至るのですが、それが今日シュタイナー教育と呼ばれる教育のはじまりになります。実際には、彼自身が「シュタイナー教育」というようにまとめたわけではないですし、彼自身、教育を「教育芸術」として捉えているので、固定的なシステムとして組み立てられたものではありません。

「主流ではない」と先程書きましたが、実際、シュタイナー教育について、調べれば調べるほどその「自由への教育」という内容が、素晴らしい内容で、現代の教育システムがうまく取り入れられていないことについて、よく考えられている感じがします。そしてこのシュタイナー教育の考え方が現代の大人にとってとても必要なのではないか、、と漠然とおもったりもしてるのでした。


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