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思想家、高橋巌さんの存在

シュタイナーにハマったきっかけその5

シュタイナー関連の入門書で次に読書メモを書こうと思っていたのが「シュタイナー哲学入門」という本。ですがその前に、この著書を書いた高橋巌さんの存在がいかに今回のシュタイナーにハマったきっかけに大きな影響を与えているのか、についてざっと書いてみたいと思います。

図書館だったり、Kindleだったり、シュタイナーの関連書籍を片っ端からからかき集めて目を通して行く作業の中で、だんだんとシュタイナーの考えていることが、手に取るようにわかったり、共感できたりしていきました。

でも実際には、それほど膨大な書籍すべてについて、読んでいるわけではないのにおかしいな、とふと思って、考えてみれば、本の冒頭と最後に述べられている訳者の解説を読んでいて、そこで触れられているシュタイナーの考え方や、解説にとても共感していたことがわかったのです。

そして訳書に限らず、高橋巌さん本人による解説本についても、僕にとってはとてもわかりやすく、的を得た内容でとてもおもしろかったのです。実際に彼のシュタイナー関連書類の訳書、著書量は膨大で、1970年代から現在に至るまで、時間的にもとても長く活動されています。

とにかく彼の本を読んでいると、夢中になって、いま読んでいる次の行、次のページをはやく読みたい!と思うような感覚を感じていて、ふとこの感覚が学生時代に読み漁っていた柄谷行人さんの一連の著作を読んでいたときの感じになんとなく似ているように感じられました。

だからもしかしたら、シュタイナーというより、高橋巌さんの思想に大きな影響を受けているのではないか、、と思うほどに。

そうこうしているうちに、彼が現在90歳を優に超えて、日本人智学協会という組織で、定期的に講義を開催していること、しかも吉祥寺の武蔵野公会堂という、何度も足を運んだことのある会場でその講義を行なっていることを知ってとりもなおさず参加し、感激の対面を果たす、、なんてこともありました。

もし彼や彼の著作がなかったら、ここまでシュタイナーの考え方に触れ、共感できるチャンスはなかったはずです。

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