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TechnicとSkillの違い

テクニックとスキルの違い知っていましたか?

先日、面白い話を聞きました。
英語圏ではテクニック(technic)とスキル(skill)の言葉を使う場面を明確に使い分けていると、意味するものが違うと言うのです。
日本語にするとどちらの言葉も技術という同じような意味で捉えられていると思います。

個人的には普段スキルという言葉を使うことが多いですが、テクニックとの明確な違いは何かと言われると言語化ができずにいました。

その時聞いた話を簡単に言うと

『テクニックとは練習時にできる技術
スキルとは試合の時にできる技術』

ということでした。
これを自分なりに少し解像度をあげてみようと思うのでお付き合いください。

自分なりに調べてみた

ネットで検索してみるとすぐ出てくるのですが、全米サッカーコーチ協会によると、テクニックとスキルの違いについて以下ように説明されています。

Technique is the ability to perform a physical task, whereas skill is the ability to perform a task in a game setting.

テクニックとは物理的なタスクを行う能力のことであり、スキルとはゲーム時(実戦)にタスクを行う能力のこと。

SOCCER SKILLS & DRILLS BY NATIONAL SOCCER COACHES ASSOCIATION OF AMERICA.

ビーチバレーボールでいうと実際の試合でネットの向こうに対戦相手がいて、点数、相手の状況、風向きなどを考慮して発揮することができる技術をスキルと呼んでよさそうですね。

なんとなくですが、スキル=テクニック+状況判断といった感じでしょうか。

テクニックとスキルの整理

例えば

一人でネット越しにラインショットやカットショットを打つ技術はテクニック
対戦相手がいてブロッカーが飛ぶのか下がるのか、ディガーのポジションを判断して打つラインショットやカットショットがスキル

決められた場所に上げ続けるセット練習はテクニック
パートナーがパスしたボールをパートナーの状況、風の状況などを踏まえて打ちやすい場所、高さ、回転を考えてセットするのがスキル

他にも色々あると思いますが、技術を発揮する時に状況判断が伴わないものがテクニック、状況判断が必要なものがスキルですね。

ということは普段行っているボール練習でいかにして実戦で必要なスキルを習得していくかが重要になってきますね。

最終的にはスキルの習得が必要ですが、選手の技術習得段階によってはテクニックも必要な場面はあるのかなとは思います。
おそらく取り組み方が思考停止状態になってしまうことがよくないのだと。

スキルが習得できるとされている環境設定(練習ゲーム、サイドアウト形式)であってもスキルが習得されるという保証はないので、盲目的にならず、常に考えながら選手と取り組んでいけたらなと思いました。

正解は選手それぞれ違う、新たな取り組みよって出るデメリットを受け入れる、常に改善し最適解を探し続ける、学び続ける。

選手が上手くなることより(勿論上手くなって欲しい)、選手として人として成長している姿を見ることに喜びを感じる今日この頃です。

生憎の梅雨空ですが、自分がやれることをやって1ミリでも成長しましょう。
僕も頑張ります。

最後にお知らせです

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー 
第4戦 横浜赤レンガ倉庫大会(6.16-18)が開催されます。
無料観戦エリアもあるので、是非お気軽に足を運んでください。
大会情報は以下のサイトを参考にしてください。

有料席もありますが、今回はテントの設置がありません。
有料席、無料観戦エリア共に熱中症対策は万全でお越しください。
少しの晴れ間でもかなり暑いと思います。
有料席は以下のサイトからよろしくお願いいたします。
それでは会場でお待ちしています。


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