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蘇る記憶

ある記事を読んで、思い出したことがある。学生の頃に誰にも言えずに飲み込んでいた言葉。
「農業を変えたい」

高校3年生の進路指導でのこと。
「お前は何がしたい?」当時の担任に普通に聞かれたのだが、その時に脳裏に浮かんでいたのは、前述の言葉だ。
ただ、ずっと農業はしないと言い続けていた手前、口に出せなかった。誰にも言ったことはない。

軽い感じで専門学校に行くと言ったのは、何となく覚えているが、他は全く覚えていない。教室もどこだったか定かではない。ただ、「農業を変えたい」そう思っていたことだけは、ハッキリと覚えている。
両親の泥だらけで帰ってきたりする姿を見ていたからだろう、その思いは自分のどこかに、確実に子供の頃から持ち続けていた。

あの時に、それを言っていたらどうなっていただろうと考えたこともあるけれど、全く想像がつかない。
でも、今農業をしていて、良い農業をしようと、ハウスを建て、俗に言うスマート農業っぽいこともしている。少しでも綺麗な農業をしたいとやっているのは、そんな思いが当たり前のように根底にあるからなのかもしれない。

もっと楽してお金もそこそこ稼げるやり方はあった。もっと楽な方にいけば良かったなと思うことも、ちょいちょいあった。でも、そっちに行かなかった。
色んな思いがあったのだろう。
思い返すのも面倒だ。思い返すことに使うエネルギーを今に使うことも大切なのかもしれない。と、書きながら思う。

何にしても、農業というのは僕にずっと付き纏っていたのでしょうね。
「農業を変えたい」それは、僕の夢だったのかもしれないなー、と、軽ーく考えてしまった。
書いていて、何だかトゲがとれたようなきがするのは気のせいだろうか。まぁ、どうでもいっか、働こう(笑)

本当は全く違うことを書くつもりだっんだけれど、書いてみたかったので書いてみました。


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