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夏胡瓜も気にすることたくさん

昨日定植した夏胡瓜のハウスには、遮光剤を塗布しています。

3年前の夏胡瓜に、遮光剤を使用し始めてから良い結果が出るようになり、ずっと使用しています。手入れや水、肥料の与え方も改善しているので、その影響もあるだろう。

遮光剤にも様々な種類があります。去年は違うタイプの遮光剤を使いましたが、費用対効果を考えて今のタイプに戻しました。
去年のタイプは遮光より遮熱性を重視しているようなタイプで効用期間は長い。雨で剥がれにくかった。ただ、高い。今のタイプの数倍はする。
逆に、今のタイプは去年のタイプに比べ雨で剥がれやすく、効用期間が短い印象だ。梅雨後に剥がれている可能性もあるのでもう一度、塗布する必要もあるだろう。それでも、金額的には安くつく。
塗布する作業時間は、1500㎡の50㍍×5連棟のハウスでも一時間強で終わるため何とでもなる。

光合成のための光を考えれば去年のタイプが良いのかもしれないが、7、8月は日射も強いので大丈夫だろう。それに、8月の中旬あたりになれば、自然といい具合に剥がれていると予想する。

夏は害虫も活発なので注意が必要。今終盤を迎えているハウスの胡瓜に虫が増えてきているため、農薬散布も行った。これは、衣類に着いて夏胡瓜のハウスに、少しでも害虫を持ち込まないためである。

夏胡瓜も最初は数回農薬散布をするが、その後は天敵昆虫を投入することで害虫の発生を抑えていく。天敵昆虫も増えて広がるまでに時間を要するので、なるべく害虫の少ない状態で投入する必要があり、農薬散布は必要です。そうしなければ、害虫の増えるスピードに負けて効果が低くなります。

そして、台風の脅威もある。強い台風であれば倒壊してもおかしくない古いハウスではあるが、その時には、つっかえの太いパイプを金具で固定して強化します。
台風は怖いので、本格的な台風シーズンである9月には終わらせる作型にはしています。

夏胡瓜も色々と注意するところはあるのですが、一つ一つ最善を尽くします。

でも、今やるべきことは、仕事を的確に回すために重要な仕事とそうではない仕事を分けて、段取りしていくこと。

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