自分が何歳まで生き残れるのか、を知る。

人生100年時代と言われてますが、実際に人は自分の寿命が分かりません。いったい自分は何歳まで生き残れるのか、何歳で死ぬのか。これが分かると随分と人生設計がやりやすくなり、また、場合によってはやりきれない気持ちになったり逆にそんなに!と思う場合もあるかもしれません。
しかし、自分の寿命は分からないので人生設計のやりやすさとは別に、ホッとする場面もあることでしょう。
ここでは厚生労働省が発表している「令和4年簡易生命表」を元に、一体何歳まで生き残れる可能性があるのか、を示そうと思います。

その前提として、60歳時点で生きている人を前提としてますので、それよりも若い年齢につきましては計算しておりません。
また、私が計算したエクセルの生データを掲載するのではなく、幾つかのパターンを示すことで表現したいと思います。

データはすべて、60歳時点で生きている人を対象にしており、また、健康状態などは一切考慮されておりません(元データによる)。

●70歳を迎えられる人の割合 男性88% 女性95%
●75歳を迎えられる人の割合 男性78% 女性90%
●80歳を迎えられる人の割合 男性64% 女性82%
●85歳を迎えられる人の割合 男性44% 女性68%
●90歳を迎えられる人の割合 男性22% 女性45%
●95歳を迎えられる人の割合 男性6% 女性19%
●100歳を迎えられる人の割合 男性0.8% 女性1.9%

●多くの男性が最後を迎える年齢層 83~90歳
●多くの女性が最後を迎える年齢層 91~94歳

●60歳時点で生存している男性の人数が半減するのは、83~84歳。
●60歳時点で生存している女性の人数が半減するのは、89~90歳。

●男性の3分の1は、80歳を迎えられない。
●女性の3分の1は、86歳を迎えられない。
●男性の3分の1は、87歳を迎えられる。
●女性の3分の1は、92歳を迎えられる。

こういったデータは特に、何歳から年金を受給し始めるのか、という判断や、資産運用の取り崩し時期や取り崩し額の算定のために必要となると思います。
皆さん上手く参考にしてみて下さい。なお、もしかして計算方法のミスや誤算などがある可能性もありますので、このデータをご利用の場合はあくまでも自己責任にてお願いします。

あと当然のことながら、これは令和4年(現時点で公開されている最新)のデータを使って計算しましたので、その後の推移などは当然あろうかと思います。そういったことなども踏まえた上で何らかの参考になれば幸いです。

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