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withコロナ時代のサークル参加覚書

1.はじめに

 先日、1/10のインテックス大阪のCOMICCITY大阪にて、約1年ぶりに同人イベントにサークル参加した。最後にサークル参加したのは2月だったため、新型コロナウイルスが流行してから初めてのイベント参戦だ。
 今回、いわゆるwithコロナ時代にサークル参加するにあたって、これ持って行ってよかったな、次回はこうするほうがよいな、というのを備忘録としてまとめておきたかったので、今回まとめさせていただく。
 時間がない人は「4.おわりに」だけ読んでもらうと、いいだろう。
 あくまで個人的な感想や対策なので、その点、ご留意いただけると幸いである。

2.準備物

 今回感染対策として準備したもので、持って行ってよかった~持っていかなくてもよかったを◎(必須)>〇(ある方がいい)>△(ケースバイケース)で評価してみた。

①マスク(+マスクフック)       ……◎
②アルコール除菌シート         ……◎
③自分用のアルコール消毒液スプレー   ……◎
④会計トレイ(受け取り用・お渡し用)  ……〇
⑤拭き取り消毒済お釣り         ……〇
⑥鴨居フック、ごみ袋          ……〇
⑦洗濯ネット              ……〇
⑧大き目のごみ袋            ……〇
⑨QRコード付きお品書き        ……△
⑩来場者向け
 アルコール消毒液オートディスペンサー ……△

①マスク
 まぁ、これはそもそも必須品なので……。昨今、不織布のほうが飛沫吸い込み率・拡散率が低いので不織布マスクにした。最近2枚重ねのほうが良いみたいな記事も見るが、空気漏れが増えるという意見も見るので、今回は不織布マスクを1枚だけ装着した。そのかわり、マスクフックをつけて、マスクの密着率を上げた。
 また、スペースに飛沫防止パネルの設置も考えたが、互いにマスクをしていることや、風で倒れる危険性や、動きづらいだろうと判断して持ち込まなかった。(実際、見本誌やお品書きが、何度か風で倒れた)
 もし、次回参加するのであれば、飛沫防止パネルではなく、マスク+フェイスシールドで参戦すると思う。 

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②アルコール除菌シート、③自分用のアルコール消毒液スプレー
 これに関しては、日常生活でも必須品だが、持ち込んでおいてよかった。特にアルコール除菌シート。後述の会計トレイや受け取った小銭の拭き取りに大活躍してくれた。

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④会計トレイ(受け取り用・お渡し用)、⑤拭き取り消毒済お釣り
 以前Twitterで見た会計トレイを参考に、お金の受取用・お渡し用トレイを作って持って行った。
作り方
 個人的には持っていって良かった。頂いたお代を会計トレイに置いて、会計が終わった後、そのままアルコール除菌シートでお釣り・会計トレイを拭き取り消毒する、という流れがやりやすかった。
 また念のため、お渡しする小銭を事前に拭き取り消毒して持って行った。日常生活で会計時にここまでしていないとは思うのだが、自分の気持ち的にはだいぶ安心できた。

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⑥鴨居フック、ごみ袋、⑦洗濯ネット、⑧大き目のごみ袋
 元々、イベントで敷き布固定・ゴミ袋ひっかけ用に、100均の鴨居フックとゴミ袋をもっていっていたのだが、仕様済除菌シートが捨てやすくて助かった。
 また洗濯ネットを持っていったのだが、これも良かった。イベント後、敷き布を洗濯ネットにしまい、家に帰ってきたらそのまま洗濯機に放り込めるので……。
 あと、感染対策上、飛沫が落ちて雑菌だらけの床にモノを置くのは不衛生だ。なので大き目のゴミ袋を持って行って、在庫や荷物をその上に置いた。コートが邪魔なら袋に入れて机の下に置けるので、その点も便利だと思う。(後述するが、換気のため会場が寒かったので、コートを脱ぐことは、ほぼなかったが……)

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⑨QRコード付きお品書き
⑩来場者向けアルコール消毒液オートディスペンサー
 正直いらんかったなぁ、という二つである。
 見本誌を触らないように……、という思いでサンプルへのURLに飛ぶQRコードを用意したのだが、よくよく考えれば普段からうちのサークルは立ち読みしていただく方が少ない。特に今は事前にpixivなどでサンプルを見ている人が多いので、QRコードはそんなに必要ないのかもしれない。
 ただジャンルによっては立ち読みを希望される方もいるだろうので、サンプルへのQRは用意するのもありかもしれない。もしくは見本誌を設置し、見本誌を触る前にはスペースにアルコール消毒薬を設置し、消毒してもらってから手に取ってもらうスタイルがいいのではないだろうか。
 なお、来場者向けアルコール消毒液オートディスペンサー(USB充電式)は、あったらおもしろいかなーという思いで設置してみたのだが、会場に向かうまでに道中でぴゅっぴゅぴゅっぴゅ誤作動で何度も電源が入りアルコールを吐き出しやがりました。なのでオートディスペンサーを持っていくなら電池式で、現地についてから電池を入れて起動する方がいいと思う。

3.振り返りと、反省

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 こちら、当日のインテックス大阪でのスペース配置である。参加前は不安に感じていたが、思ったより周りのスペースとの間隔は空いていた。またサークルの椅子は1脚だけで、複数名での参加ができないようになっていた。
 合わせて隣のサークルとの間に組み立て式の仕切りを立てられるようになっている。そんな訳でだいぶ、安心な仕様にはなっていた。
 また、各号館の入り口は1か所で、何人が入ったかをチェックしており、入り口には手洗い場が設置されていた。入り口が1か所で移動が大変なので、他の号館への移動が少し大変だが、これは仕方ないだろう。
 あと、換気のために一部窓とかが空いていたからか、ものすごく寒かった……。私は寒さに強いので耐えられたけど、それでも足元が滅茶苦茶寒かった。靴の中に入れるカイロをもっていけばよかったなぁ……。

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 普段は在庫をスペース上に置いたり、ポスターを飾ったり……などをしていたが、在庫を置きすぎているのも不衛生かな……と思い、ひとまず一番新しい本の見本誌だけ設置した。だが、「この本ありますか……」みたいに聞かれることが多かったので、本をスペースに出してみた。(写真参考)
 それから、やり取りがスムーズになったので、お品書きに記載があるものでもやはり見本誌だけは出しておいた方がいい気がする。
 本を手に取ってもらった機会だが、新刊はなかったので0も覚悟していた中、想像以上に来ていただいて手に取ってもらえた。ただやはり多くはないので、持っていく在庫は減らしても問題ない気がする。

 また、うちは大手サークルでもないが、私自身がポンコツ太郎なのでいつもお友達に売り子に入ってもらうことが多い。だが、今回は久々の一人参加。うっかり本の値段を間違えたり、思い出せなかったりと、ポンコツっぷりを大発揮したので、次回はもっと気を引き締めて参加しなければ……な、と思った次第である。
 売り子さんに来てもらう場合も、スペースには1人しか座れないようになっているので、適宜連絡をして交代をする仕組みにするしかないと思う。

 あと、搬出。今回は事前準備で色々悩んだため、とりあえず手搬入で、帰りに段ボール買って搬出しようと思っていた。けれど1/10のインテでは段ボールの販売はしていなかった。(少なくとも6号館ではなかったし、今回販売しないんですかとヤマトの人に聞いたらしてませんと回答があった)
 そんな訳で、現地で段ボールを変えない可能性があるので、購入予定のある人は気を付けたほうがいいかもしれない。

 帰ってからは、洗濯ネットに入った敷き布、着ていた衣服をそのまま洗濯機にIN。本人自身も風呂で洗浄。またコートや着ていたニット、マフラー類はファブリーズをかけてベランダに干しておいた。まぁこれは普段から心がけていることではあるが……。

4.おわりに

 まとめるとこんなところだろうか。

【持っていくといいもの】
・アルコール除菌シート
・自分用のアルコール消毒液スプレー
・会計トレイ(受け取り用・お渡し用)
・拭き取り消毒済お釣り
・敷き布固定用鴨居フック、ごみ袋
・敷き布を入れる洗濯ネット
・地面に荷物を置くため敷いたり、コートを入れておく用の
 大き目のごみ袋
・心配であればフェイスシールド
 (飛沫防止パネルは風で倒れる危険が高いので要固定)

【立ち読みしてから買ってくれる人が多いサークルでないかぎりは
 別にいいかなと思ったもの】
・本のサンプルQRコード付きお品書き
・来場者向けアルコール消毒液オートディスペンサー
 (持っていくなら電池式で、現地で電池をセット)

【スペース設営、サークル参加に関して】
・赤ブーさんはちゃんとスペースの間隔を空けてくれていた。
・冬場は換気で寒い。寒さに強くても足元あっため必須。
・在庫は置かなくてもいいと思うが、やはり見本誌は置いておいた方が
 買う人はわかりづらいので置いておくべきでは?
・想像よりは来てくれたけれど、やはり少ないので在庫数を少なめに持って
 行ってもいい気がする。
・搬出用段ボールが買えない可能性有。
・帰ったら即入浴、着ていた衣服洗濯、選択できないものはファブリーズ
 などで除菌して干す。(イベント関係なくても……ではあるが)

 まだまだ、色んなことに不安が残る現在だけれど、久しぶりにイベントに参加して、自ジャンルや他ジャンルのお友達やお知り合いと会う事や、リアルで本を手にしてもらえたり、手に取ったりすることで、思っていたよりも自分の元気につながった。
 情勢を把握し、正確な情報を取得し、ベストな感染対策をしたうえで、できる限りサークル参加ができればいいと思った。今後も本を出せるように頑張ろう……。

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