【朝映画】「サイレント・トーキョー」20201205

サイレント・トーキョー

12月4日公開なので、だいぶ公開からすぐに見に行った形になった。
座席は埋まっていた。真・鮫島事件との差がすごい。真・鮫島事件面白いのに。

①概要
東京で爆破テロが起きる話。色々と不明なテロの実態が、徐々に明らかになっていく、みたいなそんな話を、刑事(西島秀俊)、IT長者(中村倫也)、OL(広瀬アリス)、主婦(石田ゆり子)、テレビクルー(井野脇海)、謎の男(佐藤浩一)の目線で描く、みたいな話。

②感想
僕は映画の面白いかどうかなんて、個人の感想で良いと思う。だからrotten tomatoとか好きじゃない(大体僕の好きな映画は点数が低い)し、映画に対する賞とかも、正直好きじゃ無い。こういう発信の場で、特定の映画を面白く無い、というのも好きじゃ無い。んだけど、この映画はなんか面白くない、「なんでこうなったん?」という感想。いろんなことを説明しないまま終わってしまった。

③一番好きなシーン
渋谷のシーン。バカな若者の所為で苦労する警察。不謹慎だけど、スカッとした。でも、この映画が伝えたいのが、そういう平和ぼけしたバカに対するメッセージなんだとすれば、この映画の一番重要なシーンはここなんだろうと思った。

このシーンは、日本映画で初めて、足利のスクランブル交差点のセットを使って撮られたそうだ。
https://ashikaga.keizai.biz/headline/270/

大量のエキストラを1500人集めての撮影。2019年11、12月の撮影だから、コロナ前だから撮れたシーン。肝のこのシーンが撮れなかったら、この映画は作れなかったはず。西島さんもパンフレットの中で、主役はエキストラと言っていたが、その通りだろうと思う。
にしても極寒の中このシーンを撮った制作陣にも脱帽である。


映画っていうのは、時間の制約があるから、原作からどう落とすか、とか大変なんだとは思うものの、この映画がこんなに説明不足なのは、監督よりも上の所為なんじゃ無いだろうか。映画の最初にデカデカと社名が映し出された、最大手広告会社の、変な指示があったんじゃないか。という、推測でしかない低俗な批判で締めさせていただく。

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