【朝映画】「フードラック!食運」20201122

フードラック!食運

寺門ジモン初監督作品。見る前は正直、そんなに興味はなかった。映画の予定を入れたい時間帯が合っていたから、見たという、そんな具合、だった

①概要
NextAgeという会社が、新しくうまい焼肉屋を紹介するサイトを作ろうとしている。新人編集(土屋太鳳)が、社長(石黒賢)から、フリーライター(EXILE NAOTO)を紹介され、このフリーライターと一緒に取材をしていく。取材をしてく中で、料理人・ライター、それぞれ重要なところってなんなのか、みたいなのを見出していく話。

②感想
予想以上に面白かった。寺門ジモンさんが撮った、というのが正直信じられな買った。グルメとして寺門ジモンさんが伝えたい部分を、うまくドラマ伝えてくれている感じ。くどいシーンとかなく。
寺門ジモンさんすげーのもあると思うが、脚本を担当した本山久美子さんが、うまく寺門ジモンさんの考えを具体に落としたんじゃないだろうか。
それくらい、映画としてキレーにまとまっていたように思っちゃいました。

③一番好きなシーン
映画の本当に終盤、締めのシーン。いざ、サイトをリリースする、というタイミングで、実際の焼肉屋の料理人を映しながらサイトのコンセプト紹介をするシーン。多分1分〜2分くらいのシーン。
いっちゃえば、この1、2分だけで、この映画の言いたいことは全部言えてしまう。けどその1、2分に込められたメッセージが、そこまでの映画で描かれたドラマがあることで、めちゃくちゃすんなり納得できる形で入ってくる。

本当に、寺門ジモンさんが、いかに料理を、料理人を、料理人の技術をリスペクトしているか。それが伝わってくるし、そのリスペクトを僕も持とうと思える。そんな素晴らしい映画でした。

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