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戦略図鑑③【ユリウス・カエサル】

21.02.14筆

0.はじめに

【ユリウス・カエサル】という人物は、紀元前100年生まれ、共和制ローマの政治家、軍人でした。
世界三大美女で有名なエジプトのクレオパトラを手助けし、女王にしたのはこの人だと言われてます。
有名な言葉としては、「お前もか、ブルータス」という暗殺された際の言葉があります。

●この戦略のポイント
1.より多くのチャンスに気づき、活用した人間が勝者になる
2.常に「行動」が「知識」を上回る
3.1つの専門分野だけでは勝利できない

順に見てみましょう。

1.より多くのチャンスに気づき、活用した人間が勝者になる

「成功は戦闘そのものにではなく、機会を上手くつかむことにある。」
具体例では、ガリア戦争のクライマックスが挙げられる。カエサルは戦争の序盤、敵の大将がいる場所の周りに先に砦を作り包囲した。
今何もない場所だが、戦いが進めば敵の分断、大将の孤立をうめるとして、有効にこれから必ず通過するであろう戦況の過程をイメージし、砦を予め作っておき、後の戦いを、有利に進めていた。
そのことに事前に気づき、あったはずの機会をうまくつかみ活かすことが勝者になる。ということだ。

2.常に「行動」が「知識」を上回る

カエサルは、「高い知性を持ちながら、常に行動力が知性を上回る行動の人であり、だからこそ人々の記憶に残った」人物である。
多いケースは考えれば考えるほど情報と知識が上積みされ、足が重くなることがある。
しかし、カエサルはそうではなかった類稀なる実行家だった。
何かを有利に進める為には行動力が不可欠である事を示している。

3.1つの専門分野だけでは勝利できない

カエサルは、軍人であり、雄弁家であり、政治家でもあった。
この時代の重要な3分野の能力を横断的に高めた。
決断力と行動力で敵やライバルを圧倒したのだ。
これは多角的な視点を生み出すものであった。
軍人として、戦場で生の戦いを経験し、雄弁家として人々に語りかけるたくさんの言葉を編み出し、政治家として生の言葉を使って国を動かしていく。これはどれか一つでは出来ない事。
専門分野に特化するだけでは勝てないのである。

4.終わりに

僕はユリウス・カエサル、めちゃくちゃ好きです。
特に今この時代において大切とされている戦い方じゃないかと思います。
たくさんの実態に触れて行動してチャンスを生かす。
成功者たちは常にこれやってると思う。
これって誰でもできることだよね。
とてもカッコいい生き方だけど、最後は暗殺されちゃうんだよねー。

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