新日本プロレスの暗黒時代を観てみますわよ

 皆さまごきげんよう。今回お送りいたしますのは、今後、noteで試合考察をした場合にわたくしがどういった記事を書くのかのサンプル!!!実際にはタイトルマッチやわたくしが注目した試合などを書くつもりですが、今回はある興行をピックアップして、第1試合からメインまでフルサイズでお届け出来たらと思いますわ。そのある興行とは、もちろんわたくしが大好きな新日本プロレス!!!しかもあろうことか暗黒時代のド真ん中!!!2004年4月23日の地方興行という誰得記事ですわ~!!!

 暗黒時代はとにかくつまらなかったとか、客が盛り上がらなかったと言われがちですが、果たして真相はどうだったのかを検証してみたいと思いますわ。

 ではまず第1試合の田口隆祐vs後藤洋央紀から。た、田口vs後藤!あのおじさん2人が若い!思いきりヤングライオン!さぁ魂のゴング鳴る!

 冒頭、短いながらもレスリング展開!後藤の2度目のタックルが速くてそのままなめらかにバックを取っていて、本物のタックルにわたくし満足!田口も関節技の読み合いの展開の中でバシッと腕をキーロックで極めてカッコいいですわ。技術でカッコよさを見せる若手っていいですわね。

 1つ気になったのは、後藤のストンピングの蹴り足が左だったり右だったりして定まりませんの。何ごと?そこはちゃんと統一しませんとバタバタして見えますわ。でもそのマイナスを差し引いたとて、後藤がとにかくいい!技をスカされて膝蹴りを田口の顔面に叩き込んだシーンなどはわたくしもビックリ!将来“闘魂”を背負えそうなギラついたファイトがマジでいいですわね!これは未来の姿にハチャメチャ期待できますわ~!!!悲しく辛い2022年の後藤の現実はさておいて!!!

 対する田口はどんな局面でも策はドロップキックだけ!!!でも使いどころを厳選していて飽きはしませんわね。野上や船木の若手時代を参考にしたのかしら。試合後半は思わぬ熱戦で、バックドロップなども飛び出しましたけども、両者闘志が出ていて技に嫌味がなく、試合に溶け込んでいますの。今のプロレスにほしいものがたくさん詰まった試合をいきなり見つけてしまった感動がありますわね。結果は引き分け。キャラではなく、個性が立っていましたわ。これはいい試合ですし、いいかんじでお客さんがあったまっていましたわ~!!!

 第2試合は安沢明也vsチャド・ウィックス。チャドが腕を引っかけてバックを取るまともなレスリングをしますわ。ちゃんとフォールも狙って固めて行きますし、V1アームロックやハンマーロックをしっかり極めて、逃げられても密着していきますわ~!!!驚くほどいい選手!!!最後はリストクラッチして安沢を肩に担ぐ特殊なアルゼンチンバックブリーカーからうつ伏せに落とす荒技でカウント3。よかったと思いますわ。気になるのは、チャド、目の焦点の合わなさが危ないですわね。飛び技はやらないけどクスリでトんでそうという不思議なハイフライ!スーパーフライ!あと、解説席に木村健悟がいますわ~!!!嗚呼、懐かしき暗黒時代ですわ~!!!

 第3試合はみんな大好き(あまり好かれていない)我らのバボちゃんこと長尾浩志が登場!!!相手はみちのくプロレスの湯浅和也!!!試合は抱え上げてのバックドロップからの浴びせるようなチョークスラムがフィニッシュでいまいち締まりませんし、後藤と違って「長尾、こんな大技やっちゃダメですわ」と思いますけども、ドロップキックはすごい!!!本当にすごい!!!重い威力が丸分かり!!!長尾はこれを武器にした方がいいですわ。バックドロップやチョークスラムではなく。もうマット界にいませんけども。湯浅の方がよっぽど新日本プロレスの若手らしい小気味良さなので、ちょっとモヤッとしましたわ。

 第4試合は西村、金本vs魔界1号(平田淳嗣)、魔界5号(長井満也)で、試合前から歓声がすごい!!!

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