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【新日本プロレス】小林邦昭さんのご冥福をお祈りいたしますわ……!!!

 小林邦昭さんが膵臓がんで亡くなったという情報が舞い込んでまいりましたわ。真偽のほどが分からずの中で、最初は肝臓がんとのニュースが流れていたのですけれども、膵臓がんだそうで、わたくしはそう書かせていただきますわ。

 わたくしが小林さんの試合を初めて観たのは、もらいものの映像の中でしたわ。初代タイガーマスク佐山先生との対戦で、たしか、コスチュームが白黒ショートタイツの映像だったと思いましてよ。

 その後、赤いパンタロンスタイルのコスチュームでの小林さんの試合も観たという流れの中で、実況の古舘アナが発する「マーシャルアーツ」という言葉を考察することが、わたくしのプロレス考察スタイルの祖の1つだったような気がしますわ。1970年代、1980年代のアメリカン打撃系格闘技全般をざっくりマーシャルアーツとしてくくっていたというのが、わたくしのマーシャルアーツの印象なのですけれども、そのイメージというのはアメリカン・キックボクシングのベニー・ユキーデが、赤いパンタロンで跳び後ろ回し蹴りを打つ姿が象徴的かと思いますけれども、パンタロンを穿(は)いた小林さんが後ろ回し蹴りをしていた姿からユキーデを連想してのことだったのだろうと思いましてよ。

 そんな小林さんといえば、オリジナル技のフィッシャーマンズスープレックスですわ。ブレーンバスターでクラッチして片足を外側から抱えて投げる技で、令和のプロレス界において色んな選手が使用しているわけでありますけれども、実際には、現在使われているフィッシャーマンズスープレックスはわたくし的には50%以下の技ですのよね。元祖の小林さんのフィッシャーマンズスープレックスはただ投げるのではなく、相手をロープに振ってカウンターのサイドキックを腹に当てて反動で回転し、前屈みになっている相手をブレーンバスタークラッチで片足抱えて反り投げるのですわ。この一連の立体的なコンボが元祖フィッシャーマンズスープレックスなのですわ。フィッシャーマンズスープレックスを使うならば、是非この元祖式を使うレスラーに出て来てほしいと思う次第なのですわ。当初はフォール技ではなく、投げ切った後にネックロックで絞める技だったというお話もありますわ。

 ちなみに前田日明が凱旋帰国して来た際に引っ提げてきた新必殺技キャプチュードは、予定ではフィッシャーマンズバスターの形で、小林邦昭が先に同じ形のフィッシャーマンズスープレックスを開発してしまったので、違う形にしたそうですわ。最初に実戦投入したキャプチュードは、片足を内側から取って胴に腕を巻いて投げる形だったのですわ。そして再調整を施して首を抱える形に変えましたのよね。こういった技開発のエピソードが令和のプロレスにはありませんので、復活してほしいと思いましてよ。

 がんを患って手術してからの小林さんのお腹には切開のあとがありまして、ベンツマークだと本人が笑ってお話し下さったことがありましたのよね。引退セレモニーの映像で佐山先生、小林さんの2人の娘さんが号泣する姿と、小林さんがマイクで「昭和、平成と、時代は流れて来ましたが、気力もなくなり」と静かに語ったものの、ガンガン練習して「気力がなくなったとは???」と思わせてくれていた小林さんが令和に亡くなったことに、何か胸にポッカリ穴が開いたような気持ちとなりましたわ……。まだまだ長生きしてほしかったですけれども……。ご冥福をお祈りいたしますわ……。

 押忍ですわーッ!!!

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