被害者で居るメリット

「続く」と言っておきながら、途中で終わっている記事だらけである！！

こないだの雨の朝、コボちゃんを園に送って行く時に思ったことを綴ります。
その日は、朝から結構な雨で。ペーパードライバーな（つまり車を利用しない）私にとって、雨の日の子連れで移動って結構な苦行なんですよね。
レインコート着たって濡れる子供。傘を振り回して危ない。と言って私の傘に入れても2人とも濡れる。歩くの嫌がる。抱っこしたら傘差せない。カバンはもれなくびしょびしょ。服も靴もびしょびしょ。
そんなわけで、朝起きて雨だと「あーぁ」感があります。

でもその日は、前日に夫が「明日の朝は僕が園に連れてくね」と言ってくれていたので、雨の空を見て「たまたま雨の日に夫が連れてってくれるスケジュールなんて、なんてツイているんだ〜」と思っていました。
が、夫に急用で送っていけないと言われまして。。。私が送って行くことになったのですが。（ここまでが前提の話です）

その日はコボちゃんが歩くのをいつも以上に嫌がって、「自転車でないと絶対いや！！！」と言い張ったんですよ。でも結構降ってたから、どんだけレインコートを着ても視界悪いし自転車嫌やなぁと思ったけど、あんまりぐずるので、その日は自転車で行くことに。

なかなか進まない段取り、雨に打たれてびしょびしょの身体、視界悪くていつも以上に慎重に進める自転車、変わらない信号。そうこうしているうちに自転車漕ぎながらふつふつと怒りが湧いてきました。

行くといったくせに簡単に自分の予定を優先した夫に。歩こうとしないコボちゃんに。坂道の多い土地に。雨に。いつもより多い車通りに。私が運転できないことに。
今書いてて笑えるくらい八つ当たり甚だしいんですけどね。でも、とにかく腹立ちながら自転車漕いでいました。

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機嫌悪すぎる自分を感じ、ふと思いました。夫が前日に「行くよ」って言ってなかったら？って。今までだって何度も雨の中園に送り迎えしてて。そのたびこんなに腹立ってた？って。
答えはNoですよ。そりゃちょっとはめんどくさいけど、それでも「ま、しゃーないかー」と思って、歩いたり自転車だったりで送っていますよ。
雨の中コボちゃんと歩くのは意外と楽しかったりもして、そしてちょっとした達成感があったりもして。びしょびしょになりながら送っていました。

そっか。あの人のせいで！とか〇〇のせいで！と被害者でいることで、いつも感じないような怒りに心が支配されて、こんなにも気分悪く過ごさなあかんねんな。
って言うか、被害者だからイライラしてるんじゃなくって、気分良く過ごさないように、自分を被害者でいさせてるんや。

なんで？そりゃ、イライラして人のせいにしてたら、その日もまた無為に過ごして無価値な私を過ごすことに言い訳できるからやん。ほんまに見たくないものを見なくていいからやん。
・・・ちーーーーーーーーん。

そんな心のやり取りを０.２秒くらい（体感は20分くらい）して、そしたら気が済んで、気持ち切り替えてびしょびしょに濡れながら自転車漕いで園に向かいましたよ。
イライラする私に、コボちゃんはちょっとシュンとしてたから、悪いことしたなぁと思ったけど、ま、そんな日もあらぁ〜。

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よし、覚えとこ。
被害者でいる時は、本当に向き合いたくない・向き合えないと思っている、別の大きな囚われが裏に隠れている。だから被害者でいることを自分で選んでいるのだ！
イライラするにはメリットがあるのだ。

後ろから得体の知れない何かに追いかけられて走って逃げてるときに、目の前にある小石に引っかかってしまって、その小石に怒りまくっている状態。（長っっっ）後ろの何かが怖くって向き合えなくって、でも痛いからとりあえず小石のせいにしときゃ恐怖から逃げられるわー的な。
んーなんかもうちょいいい感じのイメージありそうやけどな。ま、ええわ。

イライラしたら自分に聞いてみる、「本当は何が引っかかってるん？」

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