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あの日の私が伝えたかったことは、受け取った

ほったらかしにしていたnote。
唐突ですが、再開することにしました。

今日は、ピノ子(娘)の11歳のバースデーでした。
朝起きてテレビ観てるピノ子に向かって、「お誕生日おめでとう!」と声をかけたけど、
「いや、11年前の今日はまだ産まれてなかったわ。」から、あの日の回想が始まりました。


あの日は、夢に要潤が出てきてー、なんとなく楽しかったっぽいその夢から覚めた瞬間、破水してて。
寝ぼけまなこで、「もしかしておねしょした??」と思いながらトイレに駆け込んだんですよね。

そこから、産む予定だった助産院に電話してすぐ向かったけど、「まだ陣痛が起こっていないから、とりあえず帰って歩いて!」と言われ、陣痛を起こすために家の近所をひたすら歩き回った、、、あの日。

11年前も今日みたいに天気が良くて、暑くてね。
微弱陣痛が定期的に起こる中、汗かく額と腰を押さえながら、ヒーヒー歩いたんですよね。

痛いし、不安やし、暑いし。
お腹MAXの妊婦が、腰押さえながらヒーヒー歩いてるのを人に見られるのがひたすら恥ずかしい。

そんなこんなで下向きながら歩いてたんやけど、ふと空を見上げたら、めちゃくちゃ透き通った青い空で。
そのあまりの美しさに感動して、ぽろっとお腹の子に言ったんです。


「痛いし、暑いし、辛い。それでも。それでもね、こっちの世界はなかなかいいもんだよ」


自分の発したその言葉を、今日またふと思い出して、沁みました。

そうやったやん、私。

我慢しないと上手くいかないとか、好き勝手してたらえらい目にあうとか、人間関係上手にやらなあかんとか、この世界は厳しいとか。
大事なピノ子に伝えたいことは、そんなことじゃなかったはずや。


理不尽なことも、儘ならない、思うようにいかないこともある。
あるけど、それでもこの世界には、美しさがあるんだって。
優しさも、喜びも、この世界にはある。
だからあなたの人生を信頼していいって。

あの時の私は、ただそれだけを伝えたかったんや。

・・・

そんなことを思いだして、不意に涙を流していたら、
横で話を聞いていたピノ子が、そっと涙を拭ってくれたわ。
大丈夫、ええ子に育ってる。


せっかくやから、11年前の私にも伝えとこ。

「痛いし暑いし辛いし恥ずかしいけど、
あなたのお腹の中にいる赤ちゃんは、
逞しく健やかで、美しさに気がつくことのできる心が育っているよー。
だから、安心して産みやー!」って。


今日は、ピノ子のリクエストで、晩御飯は「キンパ・パーティ」を。

キンパ・パーティ

ケーキは、初めてシフォンケーキ作りに挑戦しまして。
デコレーションは子供たちが担当しました。

バースデーケーキ

だいぶ萎んでしまってたなぁ。まだまだ改良の余地がありますわ。
でも、なにせ楽しいし美味しかったです。だからよし!

そんな一日でした。
またねー!


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