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断捨離 捨てるということ

自分の不要な物の整理を、このところ毎日少しづつやっているが、自分にとって捨てがたいものもある。残しておいて何になるかと言われれば 、自分以外の人には何にもならないと思う。 心の葛藤がつづく。

父が逝って30年以上になるが、当時の遺品の中に油紙に包まれた友人とやり取りした、ハガキの束、100通ほどであった。通信手段は手紙のみであった時代。判読可能な何通かを読んで、父の想いを感じたが、私にとっては紙ゴミでしかなかった。
母が編んだ繊細なレース編み、母の心が宿っていると思って残しておいたが、何年か前に処分した。黄ばんだレース編みなど、、、、

丁度、観光でロンドンに着いた翌日の新聞
(Thatcher’s era ended)の見出しにイギリスの一つの歴史に遭遇したおもいで買い保存しておいた新聞、湾岸戦争が始まった時の新聞など、懐かしい物が出て来る度に心が動く。

箱の中の何枚かのテレホンカード、投稿した文章が採用された際にもらったものである。
よく伯母に「あなたって、テレカ作家なのね」と言われたことがあった。
色褪せた掲載誌の切抜き、私以外の人には紙屑でしかないだろう。テレホンカードさえ使うことがなくなった。

可愛い封筒の中から「お誕生日 おめでとう」と拙い文字で書かれた当時3歳と5歳の孫からの「肩もみもみ券」出てきて、今社会人となった彼等に有効かどうか聞いてみると、「永久に不滅です」との答えであった。
さて、後 何年もないから、急いで使おう、、、、、

私の断捨離は半日ほどであったが、捨てる物も多かったが、自分の心にしまう物も多かった。
これから、衣類、本、写真とやらねばならない
まあ、ゆっくりやろう。


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