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災害に強い街ってなんだろう

災害に強い街ってなんだろうということを考える。

コロナ禍が災害だとするなら密を良しとする東京は災害に弱い街だといえる。COVID-19の蔓延がグローバル化と温暖化による影響であるならコロナが収まってもなお新たな感染症の危機は想定される訳だし、それは東京の価値を下げることになるだろう。地震で地盤沈下が起きた土地は、その後も同じようにそのリスクが高い土地として見られるのと同じように。利便性は大事だけれど外に出れないならなんの意味もない。出会いやドラマを求めて東京に行く人にとってそれはあまりに相性が悪いと思える。70歳の1年と18歳の1年は同じだとは思わない。高齢者の生命をとるか若者の青春をとるか、そんな対立でさえあるかのようだ。誰かの生命を守るために貴方の自由が奪われても良いのか。難しい問題だと思う。しかしそんな問いも結局は時間が解決していくだろうから深く悩む必要もない。時は金なりだ。それでも東京の価値は下がらないという人もいるし意見は様々だ。それほど人々の都市への憧れは強いのかもしれない。それも時が答えを出すだろう。ただこの緊急事態宣言の中で、都心へのアクセスが良い、という謡い文句が空虚なものに感じられるのは確かだ。だって都心なんて行けないじゃん。この感染症のパンデミックが一時的なものなのか、通例となるのかで都市の価値って結構かわるよなあとは思ったりしつつ僕は台所でジャガイモを茹でるのだった。

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