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8月1日 →成都

 予定通り、9:20に広島を発ち、上海に10:20到着。日本と中国には1時間の時差があるので、実際のフライトは2時間である。上海での乗り換えに手間取り、成都に着いたのは、予定より1時間遅れた16:00。広島→上海よりも、上海→成都の方が時間がかかる。改めて、中国は広いと実感する。1時間遅れたのは構わないけど、参ったことに、預けた自転車が出てこない。(>_<)
バゲッジクレイムにそのことを伝えに行くと、担当者の対応はチャイナ・クオリティ。ホント参った。とりあえず、紛失届を書いた。紛失した荷物の価値を50万円とちょっと高めに書き、担当者に「50万もらっても困る。私には自転車が必要なんだからね。」と念を押す。担当者は、「わかっている。荷物はおそらく次の飛行機で到着するだろうから、届き次第、ホテルに届ける。」と言う。それで手荷物だけを持って、タクシーに乗り、いつも利用しているバックパッカーズ「シムズ(成都老宋国際青年旅舎)」に向かう。決してきれいな宿ではないが、シャワーも十分使えるし、トイレも洋式があるし、300円で洗濯機も使える。そして何より同じような日本人旅行者も多く利用しているので、情報交換ができ、一緒に夕食を・・・ということもよくある。一人旅でぼくが一番いやなのが食事である。さみしいし、外れたときでもそれをガマンして食べないといけないから。貧乏性のぼくは料理を残すということにかなり抵抗がある。
 チェックインを済ませ、部屋に入ったけど、することがない。本当なら、自転車の準備をするんだけど、肝心の自転車がない。ホント困る。3年前にここ成都であった日本語ペラペラのリサさんに連絡してみた。夕食は一緒できないけど、22時くらいからコーヒーなら・・・ということで、22時15分にコーヒー屋さんで待ち合わせをした。1人寂しく夕食を済ませ、タクシーに乗って待ち合わせのコーヒー屋さんに向かう。混んでいたため15分遅れて店内に入り、リサさんと3年ぶりの再会。なつかしい。ジュースを飲みながら、自転車が出てこなかった話をすると、リサさんは空港に電話をしてくれ、自転車はまだ届いてないか、聞いてみてくれた。残念なことにまだ届いておらず、届き次第、リサさんかぼくの泊まっているシムズに電話をしてくれるよう頼んでくれた。1時間くらい話をして、もし自転車が出てこなかったら、「じゃあ、私がどこか成都を案内しましょうか?」と言ってくれた。(なんていい人なんだ。もしかしたら、自転車、出てこない方がリサさんとデートできていいかも。もしかして、これ、運命???)って思いながら、「いや、いいですよ。」って言ったかな?

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