永井靖樹

福山市の高校に勤めている高校教師です。平日は生徒のために、休日は家族と自分のために全力…

永井靖樹

福山市の高校に勤めている高校教師です。平日は生徒のために、休日は家族と自分のために全力を尽くしてます。まとまった休みが取れたときは、自転車にテントを積んで、チャリキャンをしています。

マガジン

  • 2009 新都橋→理塘

    息を大きく吸って「ふうー」一気に吐いて「ハッ」、吸って「ふうー」吐いて「ハッ」、「ふうー」「ハッ」、「ふうー」「ハッ」、これを何度も繰り返す。意識して呼吸をしないと、酸素不足ですぐに苦しくなる。まわりの景色に見とれて、呼吸から意識が離れると、また苦しくなる。ここは高度4000m、富士山の山頂よりも高い。

  • 個人情報を守るために裁判所に訴状を提出すると・・・

    あなたは、こんな主張をする福山市の学校にこどもを通わせたいですか?  私が勤務する学校の同窓会が同窓会誌を作成することとなり、我々教職員の氏名・住所・電話番号も記載されることとなった。しかし、学校は個人情報保護法で禁じられているやり方で同窓会に教職員名簿を渡した。  そのやり方ではだめですよ。と校長に伝えたが校長は聞き入れず、仕方なく市教委に訴えた。すると、市教委は校長を指導したが、校長はそれを受け入れず、教職員の前で「私は教諭A,Bから詰め寄られ怖い思いをした。市教委からは不当な処分を受けたので、警察・弁護士にも相談し、刑事・民事両面から訴訟を起こすことを考えています。教諭A,Bから謝罪を求められていますが、私は絶対に謝りません。」と宣言した。そして・・・

  • 2008 香格里拉 → 麗江

    シャングリラ、そこは貧困も争いもない理想郷。ジェームス. ヒルトンの映画化された小説「失われた地平線」に出てくる架空の村。だが、中国の地図を眺めているとそのシャングリラがあった。漢字で「香格里拉」よし、行ってみよう。

  • 2013 日隆→新都橋

    日隆から新都橋までの自転車旅です。丹巴から八美に行く途中にある野湯は標高3500mくらいの所にある本当に素晴らしい温泉です。街灯など人工の光は全くない満天の星空の下にテントを張って温泉に浸かる。高級温泉旅館とは違った贅沢がそこにはあります。そして、そこから亚拉雪山を見ながら峠を越えて八美へ抜け、塔公高原を走って新都橋まで行きました。

  • 2024GW 吾妻山・出雲

    自転車にテントを積んで、ハイヅカ湖→吾妻山→出雲→波根→三瓶→飯南町→ハイヅカ湖と5泊のチャリキャンの記録です

最近の記事

8月9~13日 

8月9日 稲城→香格里拉  翌日4人でバスに乗り、4,800mの峠を含め、4,000m超の峠を4つほど越え、美しい村をいくつも通り過ぎ、スイスのような牧草地帯を通り抜け、10時間かけて香格里拉に着いた。男子大学生は香格里拉にかなり期待していたようだが、ぼくが2時間ほど古城地区を案内して「香格里拉はこれで十分じゃろ?」と言うと「そうですね」とうなずいた。  この日は4人で最後の夜になるので、ちょっとお洒落なレストランで夕食をとった。この店にはワインがあるのだが、スーパーで高級ワ

    • 8月8日 理塘→稲城

       翌日、バスで郷城まで移動しようと思ったら、郷城からは次の目的地・香格里拉(シャングリラ)に向かうバスは出ていないので、稲城に行った方がいいと言う。稲城とは昨日の彼女が向かった町だ。よし、そうしよう。稲城に着いたら、彼女に電話してみよう。  昼過ぎに稲城に着いた。昼食後、公衆電話を見つけ、彼女が泊まると言っていた宿に電話をした。もしかしたら、もう、次の町に移動してるかも、と思ったが、運良く彼女はその宿にいた。そして無事、彼女と再会。この町にも温泉があり、さらに日本人大学生(男

      • 8月7日 理塘の温泉

         翌日、3人で自転車こいで温泉に向かう。7kmの距離なので、30分程で着く。大浴場ではなく、2,3人用の浴室が8つほどある。彼女に「水着は持ってないよね?」「ええ、もってないです」「じゃあ、2ヶ所借りるね」すると「いえ、あまりこちらの方を見ないで頂ければ、一緒でいいですよ」 (゚ロ゚;)エェッ!? (⌒o⌒)V なんていい娘(こ)なんだろう。おじさん2人と混浴でいいなんて。  おじさんはすっぽんぽんで、彼女は下着でお湯に浸かった。お湯はぬるめ、無味無臭透明。いつまでも浸かっ

        • 8月6日 50㎞+登坂高度1,100m

           9時20分出発。今日も天気がいい。景色を楽しみながら、300mほど上ると峠に着いた。今度こそ理塘への最後の峠か。ここからの下りも本当にきれいな景色だった。この景色を見ると、上りの苦労が報われる。いや、上りを含めて、この景色の中を自転車で走ることができる幸せを感じる。   400mほど下るとまた村に着いた。おいおい、まだ上らなきゃいけないのかよ~。上りの途中、12時を過ぎたところで、昼食。昼食といっても、持ち合わせのお菓子と水。これじゃ、痩せるよなあ。帰って15%だった体脂肪

        8月9~13日 

        マガジン

        • 2009 新都橋→理塘
          9本
        • 個人情報を守るために裁判所に訴状を提出すると・・・
          6本
        • 2008 香格里拉 → 麗江
          10本
        • 2013 日隆→新都橋
          14本
        • 2024GW 吾妻山・出雲
          6本
        • 2002夏 スウェーデン&ノルウェー
          15本

        記事

          8月5日 43㎞+1000mくらいか

           9  9時半出発。5kmほど下ると小さな村があった。先の方に峠が見える。+150mくらいだ。あの峠を越えれば、あとは理塘まで、軽いアップダウンはあっても、きつい上りはないだろう。午前中とはいかないけど、15時までには着くだろう。+150m、30分ほどで到着。が、しかし、なんと、まさか、道はさらに上の方に続いてる。どう見てもあと200mはある。ここが峠ではなかったのか。    気を取り直して、さらに上り続ける。11時峠着。標高は4,300mくらいか。あとは理塘まで下るだけ

          8月5日 43㎞+1000mくらいか

          8月4日 42㎞+登坂高度1300m

           ぐ っすり眠れたが、昨夜飲み過ぎたバター茶のせいで、下痢ぴーだ。参った。とりあえず、うんちして、雨が降っているので、カッパを着て、9時出発。今日の峠は何mだろう?4,200ならあと1,000だから今日中に着くけど、理塘まであと130㎞、峠もあと1つあるから、例え峠を越えたとしても理塘までは届かない。まあ、無理はせず、目標は4,000mにしておこう。雨の中、黙々と自転車を押していると、中国人サイクリスト4人が抜いて行った。やはり、この道はマウンテンバイクに限る。1時間もしな

          8月4日 42㎞+登坂高度1300m

          2023(R5)年 ~3月31日

          1月6日管理部長から電話  管理部長「年末に送ってもらった文章を読ませていただきました。永井先生が言うように、もう、市教委が行って謝るしかないのかなと考え始めています」  私「でも、それをすると、この校長には校長としての職務を全うできないと決断したということになりますよ。それは校長がまた市教委を逆恨みするんじゃないですか?それよりはもう、裁判所に判断してもらって、そこからスタートした方がいいと思います。校長が正しくないことをして被害を受けた教員がいる。市教委から指導を受けてや

          2023(R5)年 ~3月31日

          8月3日 66㎞+登坂高度800m

           朝になった。雨もあがっている。頭はちょっと重いが、呼吸は意識する必要がなくなった。でも、息を止めると、やはり3回大きく急いで息をしないと元に戻らない。  スープを作って、朝食を済ませ、8:45出発。もちろん、自転車を押して。1時間ちょっと自転車を押すと、峠に着いた。標高は4,200mくらいか。ここから2,600mの雅江までは下りだ。昼までには着くだろう。と思っていたら、ひどい悪路。一応舗装はされているが、かなりでこぼこで、あちこちに穴が空いている。時速30~40kmで一気に

          8月3日 66㎞+登坂高度800m

          8月2日 新都橋→15㎞+500m(登坂高度)

           新都橋に10時到着、まず自転車を組み立てる。地元の人が珍しそうに立ち止まって見て行く。組み終わり、荷物も取り付け、最後に段ボールや発泡スチロール、荷造り用のあのプラスチックでできた平たいひもPPバンドを処分しなくちゃいけない。見ていた地元の人に、これどこに捨てたらいい?とジェスチャーで聞くと、すぐ横を流れる川を指して、そこに捨てれば。いやいや、それはできない。近くにゴミを焼いてるドラム缶とその横に集められたごみが置いてあったので、その横に置かせてもらった。ごみの量が一気に3

          8月2日 新都橋→15㎞+500m(登坂高度)

          7月31日 →成都→康定

          7月31日  成都22:40着、今日は成都に泊まって明日麗江まで飛び、バスで香格里拉まで行く。そして、明後日から自転車で康定まで7日間のサイクリング・・・の予定だった。 8月1日   麗江までの飛行機が満席でチケットが取れなかった・・・どうしよう・・・もちろん香格里拉までの飛行機も満席。仕方ない、予定を変更してゴール地点の康定に行こう。康定までなら1日かかるが、成都からバスで移動できる。そして、康定から走り始めて香格里拉をゴールにしよう。  バスターミナルに移動し、10時発

          7月31日 →成都→康定

          8月21日 帰国

           自転車を空港に置いてきたので、車を手配する必要はなく、10時過ぎにタクシーを拾い空港に向かう。途中、昼食用のサンドイッチを買うため、ヨーカド近くのパン屋に寄った。空港にはケンタッキーがあるがかなり高いので、少々めんどうでも寄り道をした。そこのパン屋はちょっと高いけど、美味しいパンが置いてある。  空港に11:15到着、今日は余裕でチェックインでき、無事、飛行機に乗ることができた。でもまだ安心はできない。昨年は、上海までは飛んだが、そこから天候不良のため、広島行きの飛行機が運

          8月21日 帰国

          8月20日 成都で足止め

           今日は帰国日、荷造りも万全、シムズで手配した車で空港に向かう。チケットに記載されたターミナル2に11時半到着。出発予定時刻は13:15なので、余裕だ。案内でチェックインカウンターを聞き、J03に行ったが、ここは違うのでM03に行けと言われ、そこに行く。そこで係員が15分くらい端末をつついたが、手続きができず、挙げ句の果てに、800m離れたターミナル1に行けと言われる。仕方ないので、重い荷物をカートで運び、ターミナル1に急ぎ足で向かう。ターミナル1に着いてすぐ案内にチェックイ

          8月20日 成都で足止め

          8月19日 成都

           ショックなことに、ポリ袋に入れた松茸が腐り始めている。袋の口を全開にしていたけど、それでも通気性が悪かったみたいだ。ぶちぶちショ~っク~~っ!広島に戻ってから、松茸のぶち入った松茸ごはん、焼き松茸、松茸炒め、を飽きるまで食べるつもりだったのに~~~っ!!!げ~~~っ、自分の心の奥に、「また、来年松茸を食べに来るぞ!」の言葉が浮かんだ。え~~~、今年はあの温泉とその先の景色を見るために来たけど、来年は松茸か~~!?動機が低次元過ぎる~~

          8月19日 成都

          2022(R4)年 9月~

          9月末  管理部長に電話をして、「校長にちゃんと教諭A・Bが加害者であるかのような発言をしたことを訂正させてください。」と伝えた。管理部長は「校長があの発言をしたせいで、お二人が他の先生から何か言われたとか、嫌な思いをしたことはありませんか?」と心配をしてくれたが、そのようなことは何もなく、「いえ、裏では何を言われているかわかりませんが、とりあえず私達の耳には何も入ってきません。」と答えた。 10月 職員朝礼にて  校長が職員朝礼で「私が8月31日に言ったことはあの場では言

          2022(R4)年 9月~

          8月18日 成都

           今日、友人は史跡かどっかを見に行くという。ぼくは全く興味がないので、お土産を買いに出かける。まずはお茶市場に行ってみる。お茶屋さんが数十件集まっている。良さそうなお店に入って、お茶を試飲させてもらう。中国のお茶屋さんはちゃんとした茶器でちゃんとした入れ方をして試飲させてくれる。デパートのお茶コーナーでもそうである。2,3種類飲ませてもらうと、言葉が通じなくても、すぐに30分くらいは経ってしまう。日本人が珍しいのか、お茶をどんどん勧めてくれる。お菓子まで出してくれ、あっという

          8月18日 成都

          8月17日 康定→成都

           バスターミナルに行き、自転車をバラし、パッキングする。自転車をバスの荷室に入れ、座席に着く。10時出発の予定で、成都到着予定時刻は17時。昼食休憩30分を入れて、7時間の道のりだ。バスは川に沿って下っていく。まわりの山には頂に雪を被ったものもある。標高は5,000mを超えているだろう。雄大な景色だ。あの頂に登ってみたいとは思わないが、あの山の麓には行ってみたい。あの山の向こうには行ってみたい。一体どんなところなんだろう?どんな景色が広がっているんだろう?どんな村があるんだろ

          8月17日 康定→成都