永井靖樹

福山市の高校に勤めている高校教師です。平日は生徒のために、休日は家族と自分のために全力…

永井靖樹

福山市の高校に勤めている高校教師です。平日は生徒のために、休日は家族と自分のために全力を尽くしてます。まとまった休みが取れたときは、自転車にテントを積んで、チャリキャンをしています。

マガジン

  • 2015 新都橋→冕寧

    貢嗄山(ミニヤコンカ)標高7,556mを眺めながら自転車で走る。  ミニヤコンカは標高が正確に測定される前は、エベレストよりも高いとされ、世界最高峰と言われていたこともあり、古くから登山の対象となっている。しかし、急峻な地形と「頂上に騙される」不明確な山頂、目まぐるしく変化する天候の為に登頂に成功した者は20名に満たず、世界でも屈指の難峰となっている。

  • 個人情報を守るために裁判所に訴状を提出すると・・・

    あなたは、こんな主張をする福山市の学校にこどもを通わせたいですか?  私が勤務する学校の同窓会が同窓会誌を作成することとなり、我々教職員の氏名・住所・電話番号も記載されることとなった。しかし、学校は個人情報保護法で禁じられているやり方で同窓会に教職員名簿を渡した。  そのやり方ではだめですよ。と校長に伝えたが校長は聞き入れず、仕方なく市教委に訴えた。すると、市教委は校長を指導したが、校長はそれを受け入れず、教職員の前で「私は教諭A,Bから詰め寄られ怖い思いをした。市教委からは不当な処分を受けたので、警察・弁護士にも相談し、刑事・民事両面から訴訟を起こすことを考えています。教諭A,Bから謝罪を求められていますが、私は絶対に謝りません。」と宣言した。そして・・・

  • 2009 新都橋→理塘

    息を大きく吸って「ふうー」一気に吐いて「ハッ」、吸って「ふうー」吐いて「ハッ」、「ふうー」「ハッ」、「ふうー」「ハッ」、これを何度も繰り返す。意識して呼吸をしないと、酸素不足ですぐに苦しくなる。まわりの景色に見とれて、呼吸から意識が離れると、また苦しくなる。ここは高度4000m、富士山の山頂よりも高い。

  • 2008 香格里拉 → 麗江

    シャングリラ、そこは貧困も争いもない理想郷。ジェームス. ヒルトンの映画化された小説「失われた地平線」に出てくる架空の村。だが、中国の地図を眺めているとそのシャングリラがあった。漢字で「香格里拉」よし、行ってみよう。

  • 2013 日隆→新都橋

    日隆から新都橋までの自転車旅です。丹巴から八美に行く途中にある野湯は標高3500mくらいの所にある本当に素晴らしい温泉です。街灯など人工の光は全くない満天の星空の下にテントを張って温泉に浸かる。高級温泉旅館とは違った贅沢がそこにはあります。そして、そこから亚拉雪山を見ながら峠を越えて八美へ抜け、塔公高原を走って新都橋まで行きました。

最近の記事

8月6日 →S215

 8:30出発。ここの標高は4000m弱。貢嗄山展望台まではあと20kmくらいか。見渡したところ、しばらくは上りはなさそうだ。ということは、今日中に展望台に着いて、S215に合流できるだろう。  15分くらい走ると泉華灘という観光地に着いた。S215から分岐したところにあった表示によると、分岐から67kmの地点である。展望台が102kmだったから、展望台まであと35kmということになる。ということは、やっぱり今日中には着くだろう。  ここ泉華灘には、2時間ほど山に登ったところ

    • 8月5日 4600mの峠を越えて

       朝、雨は止んでいた。良かった。雨の中、テントを畳んで、自転車に荷物を装備するのは非常に辛い。お湯を沸かしてスープとカロリーメイトを朝食にする。うんこして、荷物を整理し、最後に濡れたテントを畳んで自転車に装着して、準備完了8:20。轍の激しい泥道を自転車押して上がっていく。    ほんと疲れる。12時を過ぎた。4時間で進んだ距離は12kmほどだが、標高は4500mに達した。空気の濃度は海面の6割もない。昨日もらった缶詰を温めて昼食にする。あとどれくらい登るんだろう?分岐から

      • 8月4日 分岐

         朝ご飯を食べ、自転車を組み立て、荷物を自転車に装着して、9:30出発。ここの標高は3470m。15kmほど走ると、S215(省道215号)の始点に着いた。S215は今回走るメインの道だ。新都橋から冕宁までの420kmくらいの道で、今回はその真ん中より手前にある九龙まで走り、そこからS215を逸れて、ど田舎に入って行き三岩龙まで走る予定だ。地図で見ると三岩龙からもう少し先まで走れそうだが、その先はどうなっているのかわからない。  九龙まで2日、そこから行けるとこまでさらに3日

        • 8月3日 成都→新都橋

           朝、宿を出る前に、マミさんに手紙を書き、ロビーのテーブルの上に置いた。「昨夜のビールのお礼をしたいので、四国を回るときには、ぜひ、広島に寄って下さい。」マミさんがこの手紙をすぐに見つけられるように、ぼくのフェロモンをたっぷり染み込ませておいた。  それからタクシーに乗って、バスターミナルに行き、康定(カンディン)までのバスチケットを買った。 9:10発、定刻にバスは出発したが、渋滞などもあり、到着は予定より3時間も遅れた19:30。今日はここで泊まるつもりだったけど、バスタ

        8月6日 →S215

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        • 2015 新都橋→冕寧
          6本
        • 個人情報を守るために裁判所に訴状を提出すると・・・
          7本
        • 2009 新都橋→理塘
          9本
        • 2008 香格里拉 → 麗江
          10本
        • 2013 日隆→新都橋
          14本
        • 2024GW 吾妻山・出雲
          6本

        記事

          8月2日 成都

           朝、7時、自転車は当然届かない。空港からの連絡もない。こちらから電話をしてもつながらない。ホント困る。近くのお店に朝食に肉まんと飲むヨーグルトを買いに行き(お茶がいいんだけど、中国では甘いお茶しか売ってない)、シムズのロビーで朝食を済ませる。8時、再び電話をしてもらうがつながらない。何もすることがない。隣で日本人の旅行者3人(30前後の女性・40代男性・20代男性)が楽しそうに話をしている。その中の女性がマミさんだ。それぞれ個人旅行だが、たまたまこの宿で一緒になった3人であ

          8月2日 成都

          8月1日 →成都

           予定通り、9:20に広島を発ち、上海に10:20到着。日本と中国には1時間の時差があるので、実際のフライトは2時間である。上海での乗り換えに手間取り、成都に着いたのは、予定より1時間遅れた16:00。広島→上海よりも、上海→成都の方が時間がかかる。改めて、中国は広いと実感する。1時間遅れたのは構わないけど、参ったことに、預けた自転車が出てこない。(>_<) バゲッジクレイムにそのことを伝えに行くと、担当者の対応はチャイナ・クオリティ。ホント参った。とりあえず、紛失届を書いた

          8月1日 →成都

          2023(R5)年 4月~

          4月  裁判所に行き、教諭Bと私の連名で訴状を出したいと言ったが、2人の状況は違うのでそれはできないと言われた。 5月22日  福山簡易裁判所に訴状を提出した。 原告 私  被告 福山市長 請求の趣旨  1.被告は原告に対し10万円を支払え。  2.訴訟費用は被告の負担とする。 紛争の要点 ●●高校校長は私の個人情報である住所と電話番号を、福山市個人情報保護条例第53条に違反し、●●高校同窓会に提供し、全国の●●高校同窓会名簿購入者や配布先に私の住所と電話番号が知られるこ

          2023(R5)年 4月~

          8月9~13日 

          8月9日 稲城→香格里拉  翌日4人でバスに乗り、4,800mの峠を含め、4,000m超の峠を4つほど越え、美しい村をいくつも通り過ぎ、スイスのような牧草地帯を通り抜け、10時間かけて香格里拉に着いた。男子大学生は香格里拉にかなり期待していたようだが、ぼくが2時間ほど古城地区を案内して「香格里拉はこれで十分じゃろ?」と言うと「そうですね」とうなずいた。  この日は4人で最後の夜になるので、ちょっとお洒落なレストランで夕食をとった。この店にはワインがあるのだが、スーパーで高級ワ

          8月9~13日 

          8月8日 理塘→稲城

           翌日、バスで郷城まで移動しようと思ったら、郷城からは次の目的地・香格里拉(シャングリラ)に向かうバスは出ていないので、稲城に行った方がいいと言う。稲城とは昨日の彼女が向かった町だ。よし、そうしよう。稲城に着いたら、彼女に電話してみよう。  昼過ぎに稲城に着いた。昼食後、公衆電話を見つけ、彼女が泊まると言っていた宿に電話をした。もしかしたら、もう、次の町に移動してるかも、と思ったが、運良く彼女はその宿にいた。そして無事、彼女と再会。この町にも温泉があり、さらに日本人大学生(男

          8月8日 理塘→稲城

          8月7日 理塘の温泉

           翌日、3人で自転車こいで温泉に向かう。7kmの距離なので、30分程で着く。大浴場ではなく、2,3人用の浴室が8つほどある。彼女に「水着は持ってないよね?」「ええ、もってないです」「じゃあ、2ヶ所借りるね」すると「いえ、あまりこちらの方を見ないで頂ければ、一緒でいいですよ」 (゚ロ゚;)エェッ!? (⌒o⌒)V なんていい娘(こ)なんだろう。おじさん2人と混浴でいいなんて。  おじさんはすっぽんぽんで、彼女は下着でお湯に浸かった。お湯はぬるめ、無味無臭透明。いつまでも浸かっ

          8月7日 理塘の温泉

          8月6日 50㎞+登坂高度1,100m

           9時20分出発。今日も天気がいい。景色を楽しみながら、300mほど上ると峠に着いた。今度こそ理塘への最後の峠か。ここからの下りも本当にきれいな景色だった。この景色を見ると、上りの苦労が報われる。いや、上りを含めて、この景色の中を自転車で走ることができる幸せを感じる。   400mほど下るとまた村に着いた。おいおい、まだ上らなきゃいけないのかよ~。上りの途中、12時を過ぎたところで、昼食。昼食といっても、持ち合わせのお菓子と水。これじゃ、痩せるよなあ。帰って15%だった体脂肪

          8月6日 50㎞+登坂高度1,100m

          8月5日 43㎞+1000mくらいか

           9  9時半出発。5kmほど下ると小さな村があった。先の方に峠が見える。+150mくらいだ。あの峠を越えれば、あとは理塘まで、軽いアップダウンはあっても、きつい上りはないだろう。午前中とはいかないけど、15時までには着くだろう。+150m、30分ほどで到着。が、しかし、なんと、まさか、道はさらに上の方に続いてる。どう見てもあと200mはある。ここが峠ではなかったのか。    気を取り直して、さらに上り続ける。11時峠着。標高は4,300mくらいか。あとは理塘まで下るだけ

          8月5日 43㎞+1000mくらいか

          8月4日 42㎞+登坂高度1300m

           ぐ っすり眠れたが、昨夜飲み過ぎたバター茶のせいで、下痢ぴーだ。参った。とりあえず、うんちして、雨が降っているので、カッパを着て、9時出発。今日の峠は何mだろう?4,200ならあと1,000だから今日中に着くけど、理塘まであと130㎞、峠もあと1つあるから、例え峠を越えたとしても理塘までは届かない。まあ、無理はせず、目標は4,000mにしておこう。雨の中、黙々と自転車を押していると、中国人サイクリスト4人が抜いて行った。やはり、この道はマウンテンバイクに限る。1時間もしな

          8月4日 42㎞+登坂高度1300m

          2023(R5)年 1月~

          1月6日管理部長から電話  管理部長「年末に送ってもらった文章を読ませていただきました。永井先生が言うように、もう、市教委が行って謝るしかないのかなと考え始めています」  私「でも、それをすると、この校長には校長としての職務を全うできないと決断したということになりますよ。それは校長がまた市教委を逆恨みするんじゃないですか?それよりはもう、裁判所に判断してもらって、そこからスタートした方がいいと思います。校長が正しくないことをして被害を受けた教員がいる。市教委から指導を受けてや

          2023(R5)年 1月~

          8月3日 66㎞+登坂高度800m

           朝になった。雨もあがっている。頭はちょっと重いが、呼吸は意識する必要がなくなった。でも、息を止めると、やはり3回大きく急いで息をしないと元に戻らない。  スープを作って、朝食を済ませ、8:45出発。もちろん、自転車を押して。1時間ちょっと自転車を押すと、峠に着いた。標高は4,200mくらいか。ここから2,600mの雅江までは下りだ。昼までには着くだろう。と思っていたら、ひどい悪路。一応舗装はされているが、かなりでこぼこで、あちこちに穴が空いている。時速30~40kmで一気に

          8月3日 66㎞+登坂高度800m

          8月2日 新都橋→15㎞+500m(登坂高度)

           新都橋に10時到着、まず自転車を組み立てる。地元の人が珍しそうに立ち止まって見て行く。組み終わり、荷物も取り付け、最後に段ボールや発泡スチロール、荷造り用のあのプラスチックでできた平たいひもPPバンドを処分しなくちゃいけない。見ていた地元の人に、これどこに捨てたらいい?とジェスチャーで聞くと、すぐ横を流れる川を指して、そこに捨てれば。いやいや、それはできない。近くにゴミを焼いてるドラム缶とその横に集められたごみが置いてあったので、その横に置かせてもらった。ごみの量が一気に3

          8月2日 新都橋→15㎞+500m(登坂高度)