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酎ハイおじさんについて

大阪という街は、日本で一番、
あるいは世界で一番立ち飲み屋が多い都市だ。
市内の主だった駅、
梅田、京橋、難波、天王寺。
駅徒歩5分圏内の商店街には
必ず立ち飲み屋があり(筆者の感覚)
夕方5時過ぎると大いに賑わっている。
ところが、その陰に隠れて、さらに勢力を
拡大しているグループがある。
「酎ハイおじさん」だ。
駅、路上、コンビニのイートインスペース
いたるところに缶チューハイを飲んでいる
おじさんがいる。 
私は6年ほど東京に住んでいた時もあるが
東京ではこのようなおじさんは
見かけなかった。

で、知り合いのチューハイおじさんに聞いてみた

Q 何故缶チューハイか?

ビールだと腹膨らむし
家で晩飯食べるのに差し支える。

ぽん酒(日本酒)もええけど、
周りからアル中みたいに思われる

酎ハイは安いし、最近は味もいいし
すぐ酔えるからええな

なるほど

Q 手軽に酒飲みたいのであれば、立ち飲み行けばいいのでは?

立ち飲み行ってもええけど
店の好みもあるし
そこまで量は飲みたくない時もあるやろ
軽くひっかけて、ほんわり
酔いがまわって電車に乗るのがええねん

なるほど。なるほど

関西の大きな駅のコンビニでは
タカラ缶チューハイの250mlというのが
売っている。
このサイズの缶酎ハイはよそで
見たことはない。

通常の缶のサイズが350mlなので、少し小さい。
これは駅で缶チューハイをささっと飲む
酎ハイおじさんの需要を見越したものだと
思う。

とここまで書いておいて何だが
私も酎ハイおじさんだ。
ただ路上で飲むことは無く
駅飲み限定だ。
あたりかまわず、その辺で酎ハイを飲む
おじさんとは格が違うのだ。

(一緒や)

最近のお気に入りは、キリンの「上々」
アルコール度数が、低めで
ビール感覚で飲める。

頑張った一日の締めくくりは
駅の人混みを眺めながら飲む
缶チューハイ。
おすすめはしないが
なかなかいいものだ。

知らんけど



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