新型コロナウイルスワクチン はやく受けたいコミナティ

 このたびやっと承認に至った新型コロナウイルスワクチンに関して、医療関係者から医療者の優先接種が治験だとか実験だとか、国立病院職員はスケープゴート的発言が見られるのを、私は冗談だと思っていたのですが、どうやら本気の人も居る様子だと判ってきて、愕然となっています。
 でも、よくよく考えると、私も昨年末頃までは、多少の不安はあっても接種しなければ始まらないから受ける、と思っていました。これまでの常識から考えて、ワクチンの開発には2年ほどかかると思っていましたので、あまりに開発が早かったのが不安要素だった訳です。
 その考えが変わったのは、
『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』日経プレミアシリーズ
https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/26450
を読み、かつ、
【Taka&ばぶに聞く】話題の新型コロナワクチン打つ前に知っておきたいこと「ヅマニュース」#7 
https://www.youtube.com/watch?v=v6AnCELXV4Q
を見てからでした。
 この動画を拝見して、何故ワクチン開発が早かったのか、そして、安全性を確認する臨床試験は省略されている訳ではなく、十分になされている、という事が理解できたので、わずかに残されていた懸念が払拭されて、これはもう、とにかく早く受けたい、診療・検査医療機関(新型コロナウイルス感染症疑いの患者さんを診察する医療機関)になっているからには、最優先順位に位置づけて頂けるので、早く受けられるに違いない、ラッキーとしか思わなくなりました。
 かつての私のように、今回のワクチンに対する知識が不足していると不安が残ります。前述の動画も少しだけ古くなりましたので、
【愛知県医療関係者向け】新型コロナウイルス ワクチン研修会 https://youtu.be/i8Vg6G6bwo0
こびナビ
https://covnavi.jp/

をお勧め致します。是非ともご覧下さい。特に、一般の方々に説明する立場になり得る先生方のご理解が深まることを、切に望みます。

 国立病院機構の職員から接種されるのを、国家公務員はスケープゴート的言われ様をされますし、私自身国立病院勤務時代にはそういう冗句を言ってきたこともあり、内輪の先生方がそうおっしゃっているかもしれないというのは想像に難くないのですが、決して国立病院機構職員で安全性の治験をしているという訳ではありません(そもそも現状は厳密に言えば国家公務員ではありません)。安全性の治験は十分に済んでいるからです。ただ、実験的意味合いはあるかもしれません。良くも悪くも国立病院機構は組織的マネジメントがなされているので、大量のワクチン接種オペレーションが果たして上手くいくのかどうかを試みて問題点を洗い出すための先行事例という意味では、やはりスケープゴート、実験台なのかもしれません。最優先に受けられてああ羨ましいと妬みつつ、「マネジメントお疲れ様です。基本接種医療機関になることは間違いないので、今後お世話になります、よろしくお願いします。」と考えております。


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