久留米市美術館の美しい風景
寄り道しつつも、ようやく久留米市美術館に到着した。
日が傾き始めてきたので早速まわる。入り口すぐには、
清水多嘉示氏の彫刻がある。このみどりのリズムは、
各地にも設置され、大阪市の御堂筋にもあるという。
石橋文化センターは、1956年に株式会社ブリヂストン
の創業者である石橋正二郎から久留米市に寄贈された。
1956年当時、美術館や体育館、文化会館、50mプール、
テニスコート、野外音楽場、ペリカン噴水などをもつ
「文化と体育の殿堂」として開園した。センター中央に
あるペリカン噴水は、開園以後20年間ペリカンプール
として子供たちが泳げるよう開放されていたという。
庭園内に咲き誇る花々、池に映る美術館、木々の風景、
森の中のアトリエ。本当にぜいたくな空間だと思う。
ここを日々、自由に散策できる近くの住民が羨ましい。
「世の人々の楽しみと幸福の為に」石橋正二郎が残した
言葉。今なお、公園内にその思いは息づいている。予想
以上の空間が広がっていた。旅に想定外はつきものだ。
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