奈良の文化財は次の時代へ
いつかまた十一面観音菩薩立像にも会いに行こう
法華寺を後にして奈良の旅も終わりへ。小さな自転車
で西へと進むと、広大な敷地が眼前に広がる。法華寺
の西側に位置する平城宮跡歴史公園。ここは1300年に
築かれた都の遺構が今に残された場所。その文化財
は様々な研究が続けられ、保存されて次の時代へと。
広大な敷地にさまざまな施設が散りばめられる
平城宮跡は春の桜、夏のツバメのねぐら入り、秋の黄金
に輝くオギの穂、冬の星空の自然の風景も広がる場所
いつかまた平城宮跡の美しい風景にも
今年も開館するおぎの美術館も気になる場所
様々な研究が行われる奈良文化財研究所
建物の設計を手掛けたのは日本設計で、埋蔵文化財の
保護のため、大幅に計画が変更になった経緯も
特徴的なデザインのパネルはこちらの会社で
平城宮跡は少し立ち寄るには広大すぎて、通りからの
風景だけでも楽しんで。そして旅の最後に奈良文化財
研究所に立ち寄った。図書室は予約をすれば一般利用
もできるという。縦と横のラインで構成された外観は、
色合いも抑えられ落ち着いた雰囲気に。深い庇の水平
ラインは門やアプローチの庇のラインと連続して場所
により見え方を変えていく。今度は開館時に訪れたい。
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