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奈良の文化財は次の時代へ

いつかまた十一面観音菩薩立像にも会いに行こう

法華寺を後にして奈良の旅も終わりへ。小さな自転車
で西へと進むと、広大な敷地が眼前に広がる。法華寺
の西側に位置する平城宮跡歴史公園。ここは1300年に
築かれた都の遺構が今に残された場所。その文化財
は様々な研究が続けられ、保存されて次の時代へと。


小さな自転車に乗ってのんびりと
平城京跡に広がる風景を見渡しながら
自転車を降りてその広大さを感じつつ
道路沿いには第一次大極殿。奥に復元された大極門は
遷都1300年を記念して2010年に開館した
保存や研究が続けられる平城宮跡には

広大な敷地にさまざまな施設が散りばめられる

平城宮跡は春の桜、夏のツバメのねぐら入り、秋の黄金
に輝くオギの穂、冬の星空の自然の風景も広がる場所

いつかまた平城宮跡の美しい風景にも

今年も開館するおぎの美術館も気になる場所


平城宮跡を過ぎると、その先には佐紀池
ここはかつて平城宮の庭園の一部であったという
そろそろ旅も終わり。でも旅を最後まで楽しんで
最後に立ち寄ったのは庇と屋根の水平ラインが強調された
奈良文化財研究所。構成される縦のラインは
影を落とし、風景をパースペクティブに
残念ながら閉館していて、建物には近づけなかったけど
外観をいろんな角度で楽しんで
深い庇は建物に陰影を与え
立体感も強調される
縦と横のラインで構成されるデザインにひかれている
奈良文化財研究所。また開館時に立ち寄ろう

様々な研究が行われる奈良文化財研究所

建物の設計を手掛けたのは日本設計で、埋蔵文化財の

保護のため、大幅に計画が変更になった経緯も

特徴的なデザインのパネルはこちらの会社で


これで旅も終わり。あとは電車に自転車をのせて


平城宮跡は少し立ち寄るには広大すぎて、通りからの
風景だけでも楽しんで。そして旅の最後に奈良文化財
研究所に立ち寄った。図書室は予約をすれば一般利用
もできるという。縦と横のラインで構成された外観は、
色合いも抑えられ落ち着いた雰囲気に。深い庇の水平
ラインは門やアプローチの庇のラインと連続して場所
により見え方を変えていく。今度は開館時に訪れたい。

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