大小の石の並びに余白を感じて
世界遺産でもある仁和寺を後にして
京都にある世界文化遺産も訪れて
これからは予約の要否を確かめよう
京都の世界文化遺産は、16社寺1城の計17カ所。関西
に戻ってからの最初の京都の旅で訪れた下鴨神社や、
前回の旅で予約が必要と知った西芳寺や、今回の旅で
訪れた仁和寺もその一つ。そして次は京都の衣笠山の
麓で、きぬかけの路でつながる世界文化遺産を訪れた。
雲龍図を奉納された際の動画も
陶芸から漆絵、襖絵へと。その圧倒的な量と質の作品は
建築家の藤森氏が手掛けたアトリエの不東庵にて
龍安寺を再訪した際には必ずや
湯豆腐といえば、福山にある神勝寺で頂いたことを
思い出す。○△□の楽しい形は旅の風景につながって
ほら石庭が笑っている。ナレーションにもひかれる
紅葉で彩られる頃にも訪れてみたい
ご住職が砂紋を引く様子の動画も。音も風景の一部に
1450年に細川勝元により創建された龍安寺。1467年
から11年も続いた応仁の乱により一時焼失されるも、
子の細川政元により1499年に再興された。方丈庭園の
石庭は、室町時代末期の作と伝えられているという。
白砂の上に配置された大小15の石。その配置には様々
な説が挙げられているが、いまだに作者も意図も謎に
包まれているという。そして、並べられた石の意図は
見る者へと委ねられ、自分なりに解釈することになる。
白砂に配置された石の連なり。白砂に残された余白。
今までに出会った空間の経験や、感覚をふりかえり、
石庭をありのままに見て感じる。並んだ石にこちら側
の心が映し出されて、新たな感覚が呼び起こされる。
旅を続けて何かに出会う。出会いを重ねて、あらゆる
ものをありのままに感じる。その時々で感じるものは
変化していく。日々できることを続けつつ、その中で
気づきを得て満足を見出す。日常のささいなことや、
旅先で出会う何かによって。作庭の謎が解き明かされ
ないことを期待しつつ、龍安寺の石庭にもまたいつか。
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