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そしていつものように街を巡ろう

白井晟一による銀行を後にして、さらに北へと進む。
いつものように街を巡りながらの自転車旅。建物は
とくに教会や銀行に限らず、事務所や病院やお寺にも
ひかれる部分を見つければ、自転車を降りて見て回る。


通り沿いに建つオフィスビル。ランダムな外観と
大きく開けられたエントランスが気になって
つい近くへと引き寄せられる
金属パネルもランダムに構成されて
鏡面パネルに映る景色がおもしろい
そのパネルの壁は内部へと続く。ガラス越しに楽しんだ 
天井の高い気持ちの良いピロティ空間を後にして
またランダムな構成の外観が目にとまる
今度の建物は病院。病院の建築も様変わりしてきている
足元に設けられたドライガーデンや
凹凸のある小庇に、エキスパンドメタルや縦樋など
サインやフォントのデザインにもこだわりを感じる
いろんな要素が散りばめられた
楽しげな外観の京町病院を後にして
次は、自転車を降りて通り沿いにある階段を上る
壁につたい広がる緑も楽しみながら
階段の先のコンクリートの打ち放しの建物を目指す
こちらは建築MAP九州にも載っている浄土宗麟鳳山九本寺
コンクリートの打ち放しを眺めながら入口へ
向かいにはお宿 つるや。すてきなサインだ

2021年リニューアルオープンの宿。また泊まりの旅も

朱色の格子に寺院の雰囲気を感じつつ
コンクリートの壁に囲まれた階段を上る
上がった先には青い空と水盤の風景
水盤に落ちる影も楽しみつつ
建物を彩る植物の鮮やかな色合いも楽しむ
こちらは寺務所の建物。縦ルーバーのデザインや
格子のデザインも好き。2003年、古市徹雄氏による設計だ

惜しくも2019年に71歳で逝去された古市徹雄氏。
ナガサキピースミュージアムも氏の設計である。

建物の外回りには二つの四角
建物に仕掛けられた形を楽しもう
壁から跳ね出す階段と細い手すりも気になるところ
もう一度正面を通り、もと来た道を引き返そう
さて階段を降りて次の目的地へ

佐世保の街を自転車で走る。まずは駅から北へ向かう。
新しいものや古いもの、気になるものに足を止めつつ、
自由きままに旅を続ける。時間が足りなくなったら、
またその時に考えよう。久しぶりの楽しい自転車旅。

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