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自然の力を感じる島原半島

原城跡を後にして、駐車場のある原城温泉まで歩いて
戻る。海沿いに建つ原城温泉。せっかくなので海辺の
風景も楽しもう。そして島原半島といえば雲仙普賢岳。
1990年から1995年まで続いた噴火活動を思いだす。

海岸沿いに建つ原城温泉の前には
海の風景が広がる。湯島と遠くに見える天草地方
そして島原半島の中央部にそびえる雲仙の山々
島原半島はユネスコ世界ジオパークにも

ユネスコ世界ジオパークは、48カ国195地域に渡り、
日本では島原半島も含め10地域が認定されている。

1990年の雲仙普賢岳の噴火は島原に大きな被害をもたらした
土石流被災家屋保存公園に建つ白い屋根の建物の中には
噴火による土石流で埋没した家屋
当時の姿で保存されている。自然の脅威を思い知らされる
火砕流は雨によって土石流へ。土石流発生のメカニズム

ここは土石流災害の恐ろしさを後世に伝える場所

雲仙普賢岳噴火から30年。火山の博物館の案内も

左手にそびえる平成新山を見上げ
島原の周囲に広がる海も眺めつつ
山道を車で上っていく

噴火でできた溶岩ドームの様子がよくわかる動画も

平成新山のふもとには
2003年にオープンした平成新山ネイチャーセンター
外部のブリッジを渡ってエントランスへ
ここは噴火によって荒廃した自然環境の修復を観察する施設
建物からも平成新山を間近に望むことができる
ネイチャーセンターを後にし、山道を迂回して
次は雲仙温泉へ。道の途中には立派な門を持つ
雲仙みかどホテル。ダイナミックな門の造りに
引き寄せられてアプローチにも少しばかり
次に目指す雲仙温泉はもうすぐだ


1990年からの噴火で形成された新たな溶岩ドームは
平成新山と名付けられ、その後の崩落なども含めて
標高は1483mに。それまでは最高峰であった普賢岳
の高さが1359mであったことを考えると120m以上
も山が高くなっている。自然の持つエネルギーに驚き
を感じざるを得ない。日本の各地に発生する様々な
自然災害。そこで起きた出来事や、その自然の脅威
を知ることで、これから起きうる災害に備えよう。

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