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嵯峨嵐山文華館のもう一つの展示へも

旅先で楽しむミュージアム。ここ嵯峨嵐山文華館は、
元は2006年1月に開館の百人一首専門ミュージアム
「小倉百人一首殿堂 時雨殿」。2018年にリニューアル
オープン後も、百人一首の展示が引き継がれている。


日本にある美しき華をめぐる旅を続けよう

嵯峨嵐山文華館では百人一首にもふれることができる

館内には魅力的な顔はめパネルも
ゼロからわかる江戸絵画とともに、百人一首ヒストリーへ
百人一首といえば選者である藤原定家

和楽のサイトに藤原定家についての記事も

百人一首は江戸時代から庶民へと
百人一首かるたは江戸時代に形になり
すごろくにも。遊び方が気になる所

南蛮貿易でポルトガルからもたらされたカードを意味
するcarta(カルタ)。そのカルタの伝来が、かるたなど
の室内遊びにつながった。室内遊びにはボードゲーム
を楽しんで。南蛮貿易からつながる恩恵に感謝しよう。

今はデジタルゲームばかりだが、細々でも続けよう

かるたで学ぶ日本の魅力。行きたい所は山ほどある

百人一首の歴史にふれながらミュージアムの展示を楽しんで
ガラスケースにはずらりと並ぶ百の歌と人形と
忘れてしまった句を思い出しながら眺めてみる
百人一首といえば一首目。これは忘れることはないかな
二首目は天智天皇の皇女の持統天皇の歌
三首目のあしびきの、まではまだ大丈夫
その後はだんだんとうろ覚えに。でも、ちはやぶるとか
紀友則の 光のどけき 春の日にや
紀貫之の 花ぞ昔の 香に匂ひけるなどの印象的なもの
めぐりあひてで始まる紫式部の歌に
夜をこめての清少納言の歌などはまだなんとか
そして百人一首は遊戯から競技かるたへ
明治時代にはかるたは読み札と取札に

競技かるたといえば、やはりちはやふる

私が子どもの頃は、正月の坊主めくりで一喜一憂する
程度であったが、今の家の子どもたちは百人一首には
なじみが深い。小学生の間、子供会で百人一首カルタ
競技大会に参加していたので、練習に付き合ったりも。
百枚取りに何分何秒とか、大山札や運命戦、一字決まり
のむすめふさほせ等、いろいろと知ることができた。

言葉をもっと楽しもう。景色から言葉を連想し、
また言葉からまだ見ぬ風景へと思いをはせる。

おかげで当時は一緒になって覚えて、一時的には百首
覚えたように思う。でも覚えただけで、歌の意味は
ほぼ知らなかったのでもったいない。これを機に百人
一首に詠まれる情景と、その言葉の海へと漕ぎ出そう。



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