農舞台の空間を楽しもう
光の館で迎える静かな朝。しんとした空気。旅先での朝
は特別な時間。毎日とは違う朝のひとときが心地よい。
いつも朝はやく起き、散歩するのを楽しみにしている。
その日は、こどもたちも起き出して一緒に朝の散歩へ。
冬には建物と景色は一体となる。
棚田の風景に鮮やかなシルエットが浮かび上がる。
お土産選びは楽しい。花咲ける妻有ふろしきが欲しい
農舞台はオランダの建築家グループであるMVRDVが
ヨーロッパ以外で初めて設計した建物。その佇まいや、
空間構成、内在するアート、屋上からの風景、それら
すべてがアートを感じる場となっている。ひと筆書き
のような動線の建物をめぐり、そこで視線はぐるりと
動き、景色は展開する。建物のデザインも動的だが、
内部をめぐる動線も楽しさがつまっている。そんな
楽しいMVRDVの設計の建物は、青山の表参道にある。
ずれた空間があらたな場所を生み出す。
そして、そのひねりは想像を絶する領域へ。
他にもこんなシンプルな建物も設計したり、
ときには、犬のための建築だって。
農舞台の空間を楽しんだ。その空間には、MVRDVの
アイデアがつまっている。変化のある空間は、変化の
ある体験を生む。縦と横に、斜めの線が組み合わさり
動きが生じる。進化するMVRDVにより生まれる建築。
そこには驚きが満ちている。建築を空間を楽しもう。