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農舞台の空間を楽しもう

光の館で迎える静かな朝。しんとした空気。旅先での朝
は特別な時間。毎日とは違う朝のひとときが心地よい。
いつも朝はやく起き、散歩するのを楽しみにしている。
その日は、こどもたちも起き出して一緒に朝の散歩へ。

ねぼけまなこをこすりながら坂道を降りてゆく
霧のたちこめる幻想的な風景
こどもたちは、朝には弱く動きはゆっくり
でも坂は上りたくなるようだ
昨日見た神殿の横を通り過ぎ
ろばにもあいさつをして
ひと歩きしたら目も冴えてきた。よーし、今日も楽しもう
そして宿にもどってすっきりと目覚めて
光の館を後にする
まずは星峠へ。初めての棚田の風景。棚田への旅の始まりの地
そして農舞台。ここは里山の魅力を発信する所
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」が正式名称
カエルのアートに歓迎される。周辺には当時50以上の作品も
農村の風景に白い建物がよく映える

冬には建物と景色は一体となる。

白い建物を背景にして鮮やかなアートや
自由な作品が散りばめられている
建物内部のアートもめぐる。1001個の穴から漏れる光
カフェ・ルフレもアートな空間
黒板の教室で見知らぬ人とのつながりを感じる
外には、農作業をする人々をかたどった作品の棚田

棚田の風景に鮮やかなシルエットが浮かび上がる。

かまぼこ倉庫の作品。雪国を象徴する形だ
通路にある1470本の板。松代の全世帯の屋号が記される
花咲ける妻有。草間弥生氏のお気に入りナンバーワンらしい

お土産選びは楽しい。花咲ける妻有ふろしきが欲しい

子どもたちは、すべり台にもなっている黄色のアートや
転がるジャングルジムで、移動しながら遊んだり
すき間にはいってわいわいと楽しんでいた
緑の稲が眩しい。楽しい農舞台を後にしよう

農舞台はオランダの建築家グループであるMVRDVが
ヨーロッパ以外で初めて設計した建物。その佇まいや、
空間構成、内在するアート、屋上からの風景、それら
すべてがアートを感じる場となっている。ひと筆書き
のような動線の建物をめぐり、そこで視線はぐるりと
動き、景色は展開する。建物のデザインも動的だが、
内部をめぐる動線も楽しさがつまっている。そんな
楽しいMVRDVの設計の建物は、青山の表参道にある。

GYRE(ジャイル)は複雑に入り組んだ建物

ずれた空間があらたな場所を生み出す。

そして、そのひねりは想像を絶する領域へ。

他にもこんなシンプルな建物も設計したり、

ときには、犬のための建築だって。

農舞台の空間を楽しんだ。その空間には、MVRDVの
アイデアがつまっている。変化のある空間は、変化の
ある体験を生む。縦と横に、斜めの線が組み合わさり
動きが生じる。進化するMVRDVにより生まれる建築。
そこには驚きが満ちている。建築を空間を楽しもう。

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