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星のふるさと公園にある茶の文化館

星野村に到着し、まずは古陶星野焼展示館を訪れた。
その建物の自然の取り込み方に驚きつつも、陶器の
展示を鑑賞した。筑後地方のお茶の栽培に合わせて
始まった星野焼の三百年の歴史は明治時代の中期に
一旦途絶えたが、昭和43年、山本源太氏により再興
されている。源太窯で焼き上げられる作品は、器に
茶を汲めば金色に、酒を注げば銀に輝く、夕日焼色
という陶器。自然の豊かな窯元の風景も見てみたい。


さて、星野焼展示館を後にして、星のふるさと公園へ。
距離にして1.5kmだが、高低差は約130mとなかなかの
勾配である。でも、目指す茶の文化館まではあと少し。

一日ゆっくりと過ごしてみたい。夜には星が待っている
日本で最も美しい村連合にも登録されているし
日本の棚田百選にも選ばれている
※日本でもっとも美しい村連合 ホームページ参照
ここはのどかで見晴らしのよい公園
ようやく茶の文化館に到着
石張りに樹木の影が落ちる。趣きのあるアプローチ
エントランスは素朴な石の素材感に包まれている
里山を見たわす建物の素材感は抑えられる。ここは風景が主役
建物の屋根は山並みの風景に沿うように作られている
石積みは外から中まで続く。石の素材感にこだわられた空間
エントランスの奥には枯山水のような庭。和と洋が渾然となる
ここは茶の文化館。お茶について学ぼう
同じお茶の葉でも製茶方法によるお茶の種類がある
博多の聖福寺を建立した栄西禅師により日本の茶は始まった
製茶の手順も学ぶことができる
屋根は木のトラス状の構造で支えられていて温かみがある
自然とつながる開放的な空間が広がる
2階の茶室ではお茶会や稽古が行われる
ここ残月の間は、京都市にある表千家の茶室の写し
洞と丸太の柱を用いた床の間に遊び心を感じる
2畳の上段が床して使われる。和風建築は奥が深い
星野村の風景が一望できる気持のよい茶室の空間
眼前には心和む里山の風景が広がっている
建物の外にも茶室が設えられている
蹲踞に落ちる水の動きに風情を感じる
茶室の名は妙見庵。犬山市にある国宝の茶室妙庵の写し
妙庵は織田有楽の作とされている。密度の濃い空間だ
また、建物内に戻る。1Fにはお茶作りの体験コーナ一もある
せっかくなので喫茶コ―ナーで星野茶を頂くことに
しずく茶は茶葉まで残らず楽しめる
続いて抹茶のアフォガード。チョコの板は屋根のよう
風景を楽しみながらスイーツを頂こう。至福のひととき
抹茶を注ぎ、アイスとチョコとまざり合う。見た目にも楽しい
満足感いっぱいでアプローチをひき返す足取りも軽い

茶の文化館をしっかりと味わった。眼前に広がる
星の村の風景を眺め、お茶について学び、実際に
星野茶であるしずく茶を味わい、つい見た目にも
誘われて抹茶アフォガードも楽しんだ。さて次は
もう少しのぼった所にある星の文化館を目指そう。

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