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福岡にある中世ヨーロッパのような空間へ

この12月の初旬、ロイヤルチェスター福岡を訪れた。
「中世ヨーロッパの王侯貴族の宮殿を本物により近い
形で再現したい」とのオーナーの要望のもとオープン
したという福岡県の大野城市の結婚式場。設計では、
あらゆる文献を調べ図面化し、現地イタリアにおいて
建物のディテール調査・分析を行い、徹底的に本物に
こだわり中世の宮殿を忠実に再現したとされている。

通り沿いに突如現れる宮殿のような建物
ロイヤルチェスター福岡。隣にはマンションが見える
重厚感のある色合いと素材
磨きの石貼の頂部には柱頭
石もしっかりと割付られている
駅から徒歩でやってきた。車寄せを歩いて進む
二層吹抜けのアプローチを見上げ
奥行感のある通路を進む
ロイヤルチェスター福岡は2003年に建設された建物
小さな入口から建物に入ると、円形のホールが広がる
迫力のあるドームの天井
クリスマス
空間を華やかに彩る
内部の造りも重厚かつ繊細だ
シンメトリーのデザインでより重厚に
所々のチェストやインテリアがアクセントに
建具のデザインも気になる要素だ
1階には中庭も。前撮りの邪魔にならないように
階段室を通って2階へ
照明器具も豪華
独得な装飾格子のデザインも
2階のホールも統一感のあるデザイン
吹抜を介して空間はつながっている
三層の吹抜は圧巻だ
いろんな要素が空間に詰め込まれている
階段で3階ヘ。わくわくする空間だ
回廊を通って進む
こだわりのある天井のデザイン。エアコンの納まりに配慮も
待合スペースを過ぎると
テラスヘ出る。山並みを望む気持ちのよい景色
3階のテラスに面して建つチャペル
吹抜けの頂部はドームになっている
回廊を通り入口へ
この扉の向こうにはチャペルの空間。残念ながら前撮り中
回廊を引き返す
チャペルと回廊の間には花で飾りつけられた空間に
装飾されたエレベーターの前を通りすぎて
広々とした階段室を降りる


チャペルとドームはこんな感じ

ここは、劇場版 ルパンの娘 のロケ地にも

ちなみに佐賀のポーセリンパークも同映画のロケ地だ

結婚式がない時、研修会場として利用されている建物
は写真撮影や個人ブログへの掲載も支障ないとのこと
でしっかり見学させて頂いた。その日は結婚式がなく、
前撮りだけ行われていて、邪魔をしないように館内を
歩き回った。その雰囲気に、空間や素材に圧倒される。
やはり石貼には、他の素材にはない重厚感がある。特に
中央の吹抜のホールに圧倒的な空間が広がっていた。


建物を見るのはおもしろい。また内部空間に入ること
ができれば尚更だ。建物はいつも気にして歩いている。
建物の大小に関わらず、デザインに、風景とのつながり
にこだわりの素材やディテールに。今年は様々な空間
と出会った。来年はどんな空間に出会えるだろうか。
年末も残り少し。さて今年最後の旅を綴り年を越そう。


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