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有田町の歴史にふれる旅

前回の旅では、自転車で走り抜けるだけであった有田
の町。今回は小さな自転車でゆっくりと巡る。まずは、
上有田駅を降りてすぐの丸兄商社に立ち寄った。次の
目的地の有田町歴史民俗資料館は建築家の内田祥哉氏
の設計で、以前にも佐賀にある他の建物も巡ってきた。

佐賀県立図書館、佐賀県立博物館、九州陶磁文化館と、佐賀県を代表する建築の設計を手掛けた内田祥哉氏。


今回は有田の町をのんびりと巡る旅
道沿いの建物にひかれつつ 
石碑の案内があれば読んでみる。町にある歴史にふれる
サインも建具も、もちろん気になる
内部の床の素材に、床に落ちる影の形に
そしてファサードの構成に、時を経た佇まいに
公共トイレにまで風情がある
有田磁石場組合のサインの壁はトンバイ塀
床に埋め込まれた陶片はうつわの町ならではだ
手入れされた植栽の雰囲気も心地よい
春のおとずれを感じつつ
有田の町の歴史にふれる。神社に立ち寄るのも楽しみの一つ
毎年11月になると奉納相撲が行われるという
石場神社は泉山磁石場の山神を祀る神社
狛犬の姿や表情も楽しむ
奥には李参平公の像。有田焼きの陶祖にも出会えた

李参平公により始まった有田のうつわの歴史。

トンバイが用いられた先人陶工之碑
その奥には泉山陶石場が広がる
スケールの大きな空間が史跡として残されている
陶板で表現された当時の採掘風景に思いをはせる
ここはブラタモリでも紹介されているようだ
ベンチの配置とその影も楽しい

有田の町を楽しもう。

石場神社で見た相撲場までたどりついた
土俵の向こうに広がる絶景
建築的な屋外の相撲場だ
ここでは11月に奉納相撲が開催される
とても大きな唐臼と
赤絵窯の覆屋が、資料館に併設されている
さあ有田町歴史民俗資料館はすぐそこだ

ここまでまっすぐに来るはずが、途中でいろいろと
寄り道をして、ようやく辿り着いた。いつものことだ。
旅先を訪れて、初めての風景や歴史を楽しんでいる。
そしてこの有田町歴史民俗資料館と隣の有田参考館も
内田内田祥哉氏の設計だ。さあ旅先の建築を楽しもう。



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