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2015年の大地の芸術祭の記憶をたどる

2015年に初めて新潟県の越後妻有を訪れた。そこで
開催されている大地の芸術祭のアートを辿り、豊かな
自然にふれての旅を楽しんだ。子どもたちは自然の中
で走り回るのが楽しい時期。アートはおまけなのだが、
様々なアートにふれ、驚きに満ちた旅になったと思う。

ここは2011年の長野北部地震による土砂崩れが合った場所
鋼製セル式堰堤(えんてい)という方式のダムもアートのよう
土石流のモニュメントはポールで土石流の範囲を視覚化する
ポチョムキンという名の公園。コールテン鋼の壁により
景色が切り取られ、空間が生み出される
フィンランドの建築ユニットによる作品は
空間的な要素が楽しいアートな公園

 日本的なわびさびを感じる空間であり、

それは時と視点によっても姿を変える。

たくさんの失われた窓のために。カーテンが揺れる窓から風景を
カーテンは風に揺れ、風景は見え隠れする
清津川プレスセンターはインフォメーションセンターの役割
正面からは家の形で
その連なりがおもしろい

家の形をした建物をみると、つい反応してしまう。

音のワークショップ。空気を抜いて出る音を楽しんだり
モンシロチョウを追いかけたり
いけばなの家元の勅使河原茜氏の、ここで、深呼吸という作品は
子どもたちも大好きなトンネル的な空間
でもやはり河原の大きな石のほうが気になる
ミオンなかさとは温泉施設。そのまわりにもアート作品
建築家ユニットがデザインしたトイレや
ジャウメ・プレンサ氏による高さ19mの鳥たちの家
ジャウメ・プレンサ氏といえば瀬戸内の男木島を思い出す
子どもたちが遊ぶ広場もアートのように

暖かいイメージのためにを、ダンスでコマーシャル。

ツールド妻有2015。ロードバイクの大会も開催される妻有
廃校を利用した絵本と木の実の美術館では
学校全体の空間に絵本のように物語が展開される
それぞれの部屋に設置された作品の数々
美術館の地図も楽しげだ

いろんな色や、いろんな形がひしめく所。

列車となったかまぼこ型の倉庫。ジミー・リャオ氏の作品
そこに乗るのは少年と犬のプリン
下の子も一緒に。おじいさんを訪ねる旅

列車は街から自然へ。お父さんとお母さんの思い出、
海や山を越えて、夜を越え、そしておじいさんの元へ。

絵本の最後に出てくるシーンもアートになって
内部には絵本のシーンが展示されている
家に無数の丸い鏡が設置された、再構築という作品
作者によってひとつひとつ切り出された形のちがう丸い鏡
丸い鏡は断片的に空を映しこみ
周囲の自然もその丸い鏡と一体となる
少し早めに宿へ。ここには安藤忠雄氏の建物も


大地の芸術祭2015年への旅も3日目。その日は旅館を
後にし、各エリアに点在するアートをめぐる。子ども
たちも楽しめそうな所を選びながら、アートとまわり
に広がる豊かな自然を楽しんだ後、本日の宿へ向かう。

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