今度は越後妻有への旅の思い出を
四角に切り取られた空を見上げる。空でないような、
何か別のものに置き換えられたような感覚となる。
福岡で見た切り取られた空に、ジェームズ・タレルの
作品を思い出す。印象的であった光の館で見た空の色。
大阪からのレンタカーの旅は、高知、箱根、長野などへ
距離を伸ばしつつ、2015年には新潟県の越後妻有へ。
それは大地の芸術祭、ジェームズ・タレルの光の館と
越後妻有に広がる自然とアートを楽しむ旅となった。
体全体で感じるアートがおもしろい。
モグラTVは開発公明氏によるアート作品。
宿泊者が体験できるライトプログラムで、日の入りと
日の出の時間に、中央の和室の天井に開けられた四角
の開口から空を眺めることができる。光による効果で、
空の色が徐々に変化していく不思議な体験だった。
その日は曇り空で今にも雨がふりそうな天気。開口部
にガラスは入っていないので、雨が降るなら屋根を
閉めなければならない。なんとか天気は持ち、不思議な
体験を満喫できた。光の館に泊まる楽しい旅の思い出。
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