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一台の車のためにある空間
博多から北へ向かう3号線沿いにはアルファロメオ、
ボルボ、マクラーレンなどの自動車のショールーム
が点在している。こちらはランボルギーニ福岡である。
鋭い走りを彷彿するようなエッジの利いた入り口。
軒裏の白いラインが、建物の形を際立たせている。
建物の柱や看板の側面と、展示された車の白色に
より統一感のあるシャープな色調となっている。
ショールームに展示してあるのは一台であるが、
その圧倒的な存在感は、空間全体と呼応している。
躍動感あるデザインにより、その車は今にも飛び出し
そうでもある。車のことは、まったく詳しくないが、
すごい車であることは、ひしひしと伝わってくる。
建物の角地側が壁で閉じられているのは、向かいの
ボルボのショールームとの位置関係からである。
一台のランボルギーニをより効果的に見せるため、
配置や空間の使い方を考えられた贅沢な建物である。
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