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奇抜なデザインの向こうにある調和を感じて

シーマークビル 北山孝二郎+K計画事務所 2007


ぐりんぐりんを巡り、志賀島もぐるりと周り、
アイランドシティ中央公園もぐるっと楽しんだ。
充実した一日だと満足感に浸る間もなく、公園
の側に、とても素通りはできない建物が現れる。

素朴で穏やかな建物も好きだが、その対極で
何かを強く訴えているような建築も興味深い。
テナントオフィスビルのようである。所々に突出
するバルコニーや貸面積のとり方も少し気になる。

あまりに尖ったデザインである。見上げている
と平衡感覚を少し失いそうにもなる。海運会社
の所有のビルで、海に浮かぶ船舶のイメージで
あるらしい。築15年には見えない斬新さがある。


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微妙な色合いでランダムに構成された外壁材。
動きのあるデザインを作り出す斜めのライン。
裏も表もなく四方八方に尖っているデザイン。
どんな経緯でこの建物が生まれたのだろうか。


いろんな形と素材が組み合わせられ、各面に
それぞれ違ったデザインが展開されている。
色合いを抑えることで、奇抜なデザインによる
際どい調和が試みられているようにも感じる。


やはり自分の発想の外にあるものに出会うことは
刺激的である。見れば見るほど面白い建物である。

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