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建物は時に風景を作り出す

郡山城跡に広がる風景を後にして

北側の県道9号を東へ進む。ほどなく大和郡山市から
奈良市へと入り、流線型の柔らかなフォルムの建物が
見えてくる。その建物は既存の風景に変化をもたらす。既存の街並みに、馴染む建物もあれば、新しい風景を
作り出す建物もある。そしてまたそれが奈良の風景の
一部となり、受け継がれて未来の風景を作っていく。

道路沿いに、緑に包まれた建物が見えてくる
開放的な計画で、道路から敷地内に小道が続く
足元にはシランの花
建物へと続く小道の風景
大きな建物で、道路沿いに周囲をめぐる
雨水の浸透も計画された敷地内の緑の空間
緑の隙間から見える建物を眺めつつ
建物前には立体的なサイン。コトクリエは
大和ハウスグループ みらい価値共創センターという研修施設
建物は地面とつながるようなフォルムで
周囲には多くの緑が植えられている
その大きな建物は、緑とともに風景を作り出す
アプローチを反対側から。存在感のある外観は
50年後には敷地の半分が緑に覆われるという計画で
建物も緑に包まれるデザインに


建物の設計監修は小堀哲夫建築設計事務所によって

小堀哲夫氏といえば北九州の旅を思い出す


ゆるやかにつながる空間は動画にて

内部空間を構成する様々な照明計画

ここは様々な人が集う現代の会所として。動画で
建物において環境に配慮された内容がよくわかる


地面と連続するようなデザインで柔らかな曲線を描く
建物。ここは、これまでにない新しい研修の場となる
ように計画され、地域住民や異業種の企業、研究機関
との交流施設としても運営されるという。その土地の
記憶を受け継いでデザインされた建物は、そこで行わ
れる活動が未来へとつながり、建物は様々な人に利用
され、取り囲む緑と共に新しい風景を作り出していく。 


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